

患難の家族の人生劇場
序幕は機械仕掛けの俺ん家yo
最初の思い出はパパとママの口論
分からないフリして浸る空想
物騒なこともない住みよい実家だ
近所に図書館があって本当感謝
無口なパパ夜
軽口叩くママ
相性は悪いけどお互い様
ワガママな兄は
中坊の頃から
麻雀や競馬を嗜んだ
あれはまだいい記憶
気づきゃギャンブル依存症
貯金はゼロになり
いつの間に
闇金やヤクザが身近になり
夫婦間で相談もできない
父は黙って肩代わり
母も引っ掛かった投資詐欺で
消える老後資金
家庭環境の話恥ずかしい
明らかに恵まれてる方だし
人には言えない
言ったってしゃあない
思い続けてきた30years
でもぽっかり空いた穴に何を入れたらいい
ピンとこない
ないものねだり
愛情と感動への渇望が培った
Beats, Rhymes and Life
フィロソフィー
言葉はなんでも書ける文才
天才気取りロンリネスなんの分際
頭でっかち青二才の二歳の娘が 語りかける
「パパ何歳?」
ふとした会話が
もう戻らないモラトリアム
よりももっと前のメモリア
呼び起こした
蓋した幼年期の終わりが
再び始まり
若いうちはやりたい放題でも
今更困るその日暮らし
そろそろひぐらしも鳴く頃
狂気を退けろ相談は大事
生き急いだぶん取り返そう
やってこう地道
永遠と一日
ラップで食う道は険しい
坂道
山道
畦道
の向こう
Stories never told
TOKYO BUG STORY
いくら超えた 危機
語り部不在でも進むト書き
ミステリー、ファンタジー、青春群像
何に例えたって
二流 ハリボテのウソ
俺が俺のイメージで
クリンチし切れずにいじけて
Yahoo!知恵袋でビリオネア気取りなのに
一文無し
自宅じゃ口も聞かない家族
挙句食ってた腐ったシラス
泡銭たずさえては帰宅
曇天暮らし
相模のデムナヴァザリア
一生沼部でウイイレ
一勝もできない腹いせに
パクった机のチョコパイは二個
今となっては、万倍返しも余裕よ
でもそれをしたら何かが終わりそう
だから、荘子の娘に贈る
ちょっとしたバイク
親しい友人のストーリーでみてるわ
緑道のちびドライバー
神頼みならとうの昔に使い果たした
もし まだ使えても、とっく用済みだわ
俺はすでに満たされてるのさ
記憶は巻き戻り16ルームから
時は経って16のスタジオ中
ラップしてるワラ
腐れ縁とか知らんけども
千代に八千代に
- 作詞者
荘子it, TaiTan
- 作曲者
荘子it, イ・ラン
- プロデューサー
荘子it
- ミキシングエンジニア
The Anticipation Illicit Tsuboi
- マスタリングエンジニア
The Anticipation Illicit Tsuboi
- ラップ
荘子it, TaiTan
- ソングライター
イ・ラン

荘子it の“患難の家族 (feat. TaiTan)”を
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ストリーミング / ダウンロード
- 1
はじめに言葉ありき
荘子it
- 2
生ける屍の詩
荘子it
- 3
東京コンプレックス
荘子it
- 4
ぼくらの同時代ゲーム (feat. 没 a.k.a NGS)
荘子it
- 5
WE DANCE ALONE
荘子it
- 6
マジでクソ
荘子it
- ⚫︎
患難の家族 (feat. TaiTan)
荘子it
- 8
そして人生も夢も続く
荘子it
ラップトリオ・Dos MonosのMC兼トラックメイカー・荘子itが自身初となるソロアルバム「人生劇場」をリリースする。
Dos Monosの楽曲の大部分でビートメイクとラップを手掛けてきた荘子itは、グループとしての幅広い音楽活動と並行し、アーティストへの楽曲提供や、映画映画の劇伴、更に批評家や文筆家としてもこれまで活動してきた。
そんな荘子itがソロ名義として初めてリリースする本作は、これまで敬愛してきたヒップホップ作品群への接近をより色濃く感じさせる音像で貫かれている。Dos Monosが持っていた実験性やジャンル横断的なサウンドスケープに対し、本作はよりオーセンティックなヒップホップの文脈に重心が置かれ、荘子it自身のルーツへの再接近と呼べる質感を持つ。ミックス/マスタリングには日本語ラップの伝説的作品を数多く手掛け、これまでDos Monosのほとんどの作品に関わってきたエンジニアのThe Anticipation Illicit Tsuboiが参加しており、その意味でも本作は荘子itのルーツが地続きとなった一枚に仕上がっている。
歌詞世界でも家族との関係、Dos Monos結成に至る道のり、そして自身が親になったことで見えてきた景色まで、一人称の語りが一貫して据えられている。既存の批評活動や対談で見せてきた思弁的な言葉遣いとは異なり、感情や記憶がむき出しのまま韻に乗せられている点が本作の核と言える。
アルバム唯一の客演に没 a.k.a NGS、TaiTanというDos Monosの二人を迎えている点も、ソロ作でありながら全く単独の作品ではなく、グループとして活動してきた荘子itの個人的な物語に盟友二人がさりげなく寄り添う構成になっている。
リードトラックは「東京コンプレックス」。都市生活者としての依存や快楽、情報過多の中での思考をテーマにした一曲で、アルバム全体を貫く「都市と個人」というモチーフの入り口として機能している。
アーティスト情報
荘子it
1993年生まれ。2015年に中高の同級生TaiTan、没 a.k.a NGSとヒップホップグループDos Monosを結成。トラックメーカーとMCを担当。アメリカのレーベル・Deathbomb Arcと契約し、 2019年に1stアルバム『Dos City』を発表。以後、2度のヨーロッパツアーを成功させるなど国内外 で高い評価を得る。2026年8月5日にソロラッパーとして初めての作品をリリースする。 2025年公開の映画『海辺へ行く道』(横浜聡子監督)で自身初となる映画音楽を担当したのを皮 切りに、2026年公開の『万事快調〈オール・グリーンズ〉』(児山隆監督)の劇伴、藤子・F・不二雄 ミュージアムの短編アニメ『チンプイ エリさまのグッドラック』の音楽制作なども手掛けている。批 評家・吉田雅史との共著『最後の音楽:|| ヒップホップ対話篇』(DU BOOKS)を上梓するなど文筆 家としての一面も持ち合わせており、哲学者・福尾匠とのPodcast番組「シットとシッポ」を毎週配 信するなど、音楽家という枠に収まらない発信を続けている。
荘子itの他のリリース
TaiTan
荘子it
