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HAIIRO DE ROSSI、最新アルバム『Identity』をリリース。
—自己探求から社会的視座へ、そして普遍的な声へ。哲学と感情が交差する全11曲—
ヒップホップ・アーティスト HAIIRO DE ROSSI が放つ最新作『Identity』は、タイトルの通り“アイデンティティ”を軸に、自己の内面から社会、そして世界へと意識が広がっていく構成で描かれている。
Pigeondust、HIMURO Yoshiteru、Manakurv、DJ MOTORA といった多彩なプロデューサー陣を迎えながらも、全体として一貫した思想と美学に貫かれている。
リリックでは、国籍や国旗に対する複雑な感覚(「Identity」)、個人の信念と社会の構造を照らす政治的視点(「Take It Back」)、そしてガザでの虐殺に対する明確な抗議(「殺すな」)までを、同一線上で描き出している。
また、YouTube番組「Red Chair」をモチーフにした小西ハレーとのインタールード、田中光との初共演曲「Ethics and Beyond」など、会話や思想の交差点としてのヒップホップが提示される。
アルバム終盤、「Fifteen Springs」では東日本大震災から15年という時間を経てなお残る痛みを見つめ、「Outro. - One More Voice」ではLinkin ParkのChester Benningtonに向けた祈りを捧げる。
“光を失った世界に、もう一つの声を”——その言葉の通り、本作は沈黙を拒む声の記録であり、生きる証としてのヒップホップである。
本作のフィジカル盤は、2026年3月11日にリリース予定。
1986年神奈川県産まれ。 2008年にアルバム「True BIues」でデビュー。 数枚のシングル、EP、アナログの発売を経て2nd.アルバム「SAME SAME BUT DIFFERENT」の発売を機に独立。 インディペンデントレーベル「forte」を立ち上げる。 そのレーベル名を冠した3rd.アルバム「forte」がスマッシュヒット。 サイバーエージェント社長の藤田晋も自身の著書に歌詞を引用するなど、音楽業界に留まらず大きな影響を与えた。また、社会問題に切り込んだリリックや姿勢にも注目が集まり、Ele-Kingをはじめとしたメディアで特集が組まれるなど、リリックのみでなく行動込みでコンシャスMCとして語られるようになる。その後一時の活動休止などを経たが、復帰後もコンスタントに作品を発表。特に7th.アルバムにして初のセルフタイトルアルバム「HAIIRO DE ROSSI」以降、盟友でもありプロデューサー兼DJのPigeondustや、数多くの腕利きのアーティストのサポートもあり、HAIIRO DE ROSSI自身のバックグラウンドであるJazz、そしてコンシャスラップと呼ばれるそのラップに磨きをかけ、Jazz Hip Hopと Conscious Rapの代表的な存在となっている。
forte