Better Broken Than Politely Goneのジャケット写真

Better Broken Than Politely Gone

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トラックリスト

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量産型の無機質な15秒用のポップス(TikTok-core minimalism)や、湿っぽいインディーの憂鬱(moody lo-fi)、あるいはカリスマ性を欠いたただの絶叫(screaming without charisma)を徹底的に焼き尽くした、理性と衝動が火花を散らすオルタナティヴ・ポップロックです。BPM130前後の「ディスコ並みの速度で駆動するベース(disco velocity bass)」と、ブレイクビーツの推進力を持った乾いた生ドラム(dry live drums with breakbeat propulsion)のなかで、深夜の街に走るスリリングな電気(urban nightlife electricity)を描き出しています。

「上着を忘れて冬の街を疾走する無謀、マニュアルを無視して燃え上がる感情のバグ、知らない歌なのに大声でハミングしてしまう狂騒。綺麗に片付けられた退屈な日常を拒絶し、『間違ったままでいい、壊れたままで全力で生きていく(ALIVE WRONG)』と誓い合う実存の肯定」。パンク特有のだらしなさ(punk looseness)と、ポップスとしての逃れられないメロディの必然性(melodic inevitability)が、ザラついたアナログギターのきらめき(analog guitar shimmer)によって気高く表現されています。

最大の快楽は、静寂から爆発へと至る引き算と足し算のダイナミクス設計。イントロは「剥き出しのピアノソロ(solo piano cold open)」から始まり、4小節の張り詰めた緊張感ののち、バンド全体が無警告で一斉に大爆発(full band eruption)を起こします。マイクの振動板に唇が圧着する2cmの超至近距離で捉えられたボーカルは、不敵で傲慢な佇まい(arrogant, charismatic vocal)を崩さないまま、フレーズの最高潮で声がキュッとひっくり返る「1回きりのクラック(voice crack)」を発生。さらに、音響の底で鳴っていながら普段は自覚できない室内楽ストリングス(chamber strings invisible until felt)が、エモーショナルな熱量をじわじわとせり上げます。

中盤のブリッジでは、すべてのドラムが突如消失してベースが空間の全権を掌握。マイクのノイズに塗れた気怠い呟きを置き去りにした直後、一瞬の「完全な無音のトラップ(OH SHIT MOMENT)」を敢行。そこから最終サビへの全音響デトネーションへとノーモーションで再点火し、ステレオ幅が左右140%のパノラマへと全開放(collective emotional combustion)される瞬間は圧倒的です。最後は心地よい余韻に逃げるフェードアウトを選ばず、「alive wrong」という最後の叫びの瞬間にリミッターがゲートをプツンと遮断。残響を1ミリも残さずスパッと完全な真空の静寂(instant fader cutoff)へと着地する、引き算の美学を提示する大傑作トラックです。

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