

この世界に
最初から決められた
ルールなんてなかった
ただ隣にいる誰かを
思いやる心だけが
静かに息をしていた
縛るための線が 増えていくほど
何かを失ってきた
守るためと言い聞かせながら
本当は自分を守っているだけだ
守るために引いた境界は
いつしか触れることを禁じ
胸の奥にあった直感は
言葉の裏へ 押し込められた
線は最低限の保証
傷つかないための最後の壁
だが その代償に
線が生まれる前の 心は消えた
守ることだけが善じゃない
正しさは時に牙をむく
守られるものがあるように
こぼれ落ちるものも確かにある
問いなおせ
何が正しく 何が人の行いか
答えは胸の奥にある
法がなくても成り立つ世界
それは夢物語じゃない
そこへ至るには
人々の心はあまりにも幼い
遠すぎる道のりに
絶望する必要はない
歩みが遅くとも
道が消えたわけじゃない
必要なのは
変わり続ける常識じゃない
時代を越えて残る
普遍の価値観
奪わない
踏みにじらない
見えないものを 信じる力
それを常識にできるか
考えるだけじゃ 世界は見えない
数式で心は測れない
唯物論に縛られたまま
何を失ったか 思い出せ
目に見えないものを
感じ取る感受性を
それは特別な才能じゃない
誰もが持っていた力だ
無数の物語が
この世界に溢れている理由を
考えたことがあるか
架空の物語を見るのは
現実逃避じゃない
忘れた可能性を思い出す作業
文明が進むほど
ヒトは自分を封じ込め
「おとぎ話だ」と
可能性を切り捨ててきた
だからいま
無数の物語の洪水が
固まった意識を揺さぶっている
目覚めろと 世界が叫んでいる
信じる力を 取りもどせ
縛られるために生きるな
ルールの外にあるものこそ
人間が 人間である証だ
この世界にルールはない
あるのは心だけだ
思いやりが常識になる日まで
歩みを止めるな
苦しみの中にいるなら
なおさら 顔を上げろ
お前の感受性が
次の世界を 形作る
遠くても遅くても
意識が向いた瞬間から
世界は変わり始める
法の外にある光を忘れるな
お前の心の中にある
- 作詞者
Dante
- 作曲者
Dante
- プロデューサー
Dante
- レコーディングエンジニア
Dante
- ミキシングエンジニア
Dante
- マスタリングエンジニア
Dante
- グラフィックデザイン
Dante
- ギター
Dante
- ベースギター
Dante
- ドラム
Dante
- キーボード
Dante
- シンセサイザー
Dante
- ボーカル
Dante
- バックグラウンドボーカル
Dante
- ピアノ
Dante

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- ⚫︎
Heart World
Dante
本作は、法が法を縛り、正しさが正しさを窒息させていく現代社会への問いを主題とした楽曲です。
秩序を守るはずのルールが増殖し、思考や感情の余白が削られていく中で、私たちは本当に「倫理的」になれているのか。その違和感を、音と言葉で描き出しました。
今回で5曲目となる本作は、これまでの流れを受け継ぎつつも、曲調・テイストを大きく転換しています。
感情を前面に押し出すのではなく、距離を置いた視点から社会構造を見つめるようなアプローチを採用しました。
明確な答えや断罪を提示するのではなく、聴く人それぞれが「今、自分は何に縛られているのか」を考えるための余白を残しています。
この楽曲が、日常に埋もれがちな思考を一度立ち止まらせるきっかけになれば幸いです。



