※ 試聴は反映までに時間がかかる場合があります。
※ 著作権管理事業者等が管理する楽曲は試聴できません。
天動説は間違っている。それは過去の偉人達が命を懸けて証明している。現代に於いて最早ファンタジーと化した天動説に、それでも望みを託して歌うのは、自身の声も手も届かなかった人達への懺悔の意味もあるのかも知れない。人の死に根本的な救いはない。星にはならないし、墓で眠っているとも思わない。それは何も厭世的になっている訳ではなく、一人でも一秒でも永く生き永らえて欲しいという至極当然の願いの裏返しである。老衰には抗えないが、抗え得る要因の死に対して歌を残したかった。悲しみや絶望の淵に立つ時、人は音楽に手を伸ばさない。だからそこに至る前までにこの歌と巡りあってくれることを願っている。この世界は太陽を中心に回るが、君の世界は君を中心に回り続ける。その遠心力で、失望と絶望を煮詰めた夜を頬張り呑み込めますように。
2021年6月に活動休止したロックバンドHalo at 四畳半のVo&Gt渡井翔汰によるソロプロジェクト"Varrentia"。アーティスト名の由来は物語を意味する"Narrative"のアナグラムとなっている。
幻獣出版