

ねえ
まだ
ここ?
聞こえてる?
言葉の手前で
ほどけていたはずの形が
戻らないまま
触れている
指先だけが
覚えている温度を
なぞるたびに
少しずつ ずれていく
見えていたはずの輪郭も
ぼやけていくみたいで
確かだったはずのものが
名前を失っていく
ねえ
今の どこ?
さっきの わたし?
言葉の手前で
残っていたものが
少しずつ ずれていく
届かなくてもいい
そう言った声だけが
まだここにある
ここに ある
でも
少し 違う
……ねえ
同じ場所なのに
違う方を見ているみたいで
重なっていたはずの
何かが ずれる
時間だけが
先に進んでいくのに
置いていかれる感覚だけが
ここに残る
繰り返しているはずなのに
少しずつ違っていて
戻れないことだけが
はっきりしていく
ねえ
これ どこまで?
どこから 違うの?
言葉の手前で
ほどけていく記憶が
静かにまだ 残ってる
触れたはずなのに
触れていなかったみたいに
すり抜けていく
ここに いたはず
なのに
少し 違う
ねえ
ねえ
これ わたし?
それとも
違う?
どこから?
どこまで?
わからない
言葉の手前で
止まっていたはずなのに
まだ 動いてる
まだ ここで
残ってる
届かなくてもいい
そう思ったはずなのに
まだ探してる
何を?
誰を?
まだ
ここに
いる
……いる?
- 作詞者
ytsgax
- 作曲者
ytsgax
- プロデューサー
ytsgax
- ギター
NEON LANE
- ベースギター
NEON LANE
- ドラム
NEON LANE
- ボーカル
NEON LANE

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言葉の手前で (オリジナルver)
NEON LANE
「言葉の手前で」は、
伝えようとした瞬間に崩れてしまう感情と、
その場に残り続ける“わずかな気配”を描いた楽曲。
言葉にしようとした途端に形を失うもの、
触れたはずなのにすり抜けていく感覚、
確かだった記憶さえ、少しずつずれていく。
何も起きていないような空間の中に、
確かに“何かがあった痕跡”だけが残る。
不協和音と揺らぐ構造が、
その不安定さをそのまま音として浮かび上がらせる。
壊れていくのではなく、
最初から定まっていなかったのかもしれない。



