滋賀より雄琴のジャケット写真

歌詞

滋賀より雄琴

Mr.510 NEET

綺麗な水?

いや、濁ってんのは人間の方

Welcome to Shiga

静けさの裏側へ

滋賀 滋賀 滋賀

表は観光 裏は欲

温泉名物 泡の街

夢より軽い自己肯定

滋賀 滋賀 滋賀

静かな顔して夜は別人

More black bass than population

増えてるのは金と嘘だけ

琵琶湖 ブラックバス 外来種

街も人も 混ざりすぎ

駆除できない 欲と欲

環境壊して 知らんぷり

観光ポスター 修学旅行

載らないページが一番分厚い

「滋賀は何もない」って言うけど

夜になると欲だけ満席

雄琴 坂道 ネオン

倫理観 圏外 Wi-Fi弱

家庭持ち 正義の仮面

夜だけ外す善人設定

説教する口で

泡を買う

矛盾を金で

中和する

滋賀 滋賀 滋賀

鎌倉御殿 皇帝別館 フォーナイン

坂に並ぶ 無言の男爵

格安ソープ俺の城

変えても残る 同じ匂い

受付無言 目線で完了

質問する奴は場違い

地元ほど黙る理由

観光ほど声がでかい

滋賀 滋賀 滋賀

湖は逃げない 人は逃げる

泡みたいな約束

They pop by morning

滋賀 滋賀 滋賀

滋賀 滋賀 滋賀

静かな街ほど闇が濃い

More black bass than population

放流したのは誰だよ?

「仕事だから」万能ワード

The perfect excuse

心を殺す免罪符

偽名 偽年齢 偽人生

Fake name, fake life

客は王様 時間制

King for an hour

終わればただの空気

家では父親 職場は上司

Here just anonymous

昼の顔が綺麗なほど

夜の欲はグロテスク

湖面は静か

Inside is sludge

それを知ってて

誰も触れない

綺麗事 エコロジー

ブラックバスは悪者

でも増やしたのは人間

Responsibility? nobody

駆除しろ言う前に

まず欲を間引け

無理だろ?

That’s the reality

滋賀 滋賀 滋賀

何もないって言うけど

あるのは金欲と夜の穴

埋まらないまま今日も営業

滋賀 滋賀 滋賀

琵琶湖は全部知ってる

鎌倉御殿 皇帝別館 フォーナイン

滋賀の人口よりブラックバスの方が多い

異物だらけの楽園で

The lake never talks

だから人が騒ぐ

綺麗な水に映るのは

汚れた顔の自分自身

それでもまた来るんだろ

雄琴は逃げない

Like black bass

増え続けるだけ

滋賀より雄琴

  • 作詞者

    510

  • 作曲者

    510

  • プロデューサー

    Mr.510 NEET

  • グラフィックデザイン

    Mr.510 NEET

  • ボーカル

    Mr.510 NEET

滋賀より雄琴のジャケット写真

Mr.510 NEET の“滋賀より雄琴”を

音楽配信サービスで聴く

ストリーミング / ダウンロード

  • ⚫︎

    滋賀より雄琴

    Mr.510 NEET

「滋賀より雄琴」は、“静かな地方都市に沈殿する欲望と矛盾”を、琵琶湖とブラックバスという象徴的モチーフに重ねて描いた社会風刺ラップである。

表向きは「何もない県」「綺麗な水と観光の街」と語られる滋賀。その裏側にあるのは、観光ポスターには決して載らない夜の顔、倫理と欲望の分断、そして見て見ぬふりをされ続けてきた矛盾の蓄積だ。本作は雄琴という実在の地名をあえて正面から掲げ、匿名性に守られた消費行動と、昼と夜で切り替わる人間の顔を冷酷に切り取っていく。

ブラックバスは単なる比喩ではない。
「外来種」「駆除対象」とされながら、増え続けた原因は人間自身にある——その構造を、人間社会の欲望と責任転嫁に重ねることで、本作は環境問題・道徳・経済活動を一つの線で結びつける。
「放流したのは誰だよ?」という一節は、自然だけでなく、街と人間関係すべてに向けられた問いだ。

リリックは日本語を軸に、必要最低限の英語フレーズを挿入することで、感情ではなく事実を突きつける報告書のような冷たさを演出。Mr.510 NEET特有の“毒連写”スタイルは、断罪や正義感ではなく、ただ淡々と現実を並べることで、聴き手自身を鏡の前に立たせる。

誰も声を荒げない街だからこそ、闇は濃くなる。
湖は何も語らないが、すべてを見ている。

「滋賀より雄琴」は、特定の土地を嘲笑する曲ではない。
日本中どこにでも存在する“静かな欲望の溜まり場”を、たまたま雄琴という座標で切り取った記録音源である。

アーティスト情報

Mr.510 inc.

"