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私だけみて

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木六本を彼と2人っで歩いてた。

高級ブティック街や、お金持ちしか住めないタワマンそびえ立つ。

私には一生縁のない街だと思っていたけど、よりにもよって1番ブランドものと縁の無さそうな墓守と歩くなんて夢にも思わなかった。


街を歩いてる人は、普段見たこともないようなドレスを着てる人や、芸能人のような普段見たこともないオシャレな格好をしてる人がたくさんいる。

セレブていうんだろうか?

それでいて渋谷なんかに比べれは人は全然居ない。
都会でありながら、ここだけ時間の流れがゆっくりしてるように感じた。

至る所に公園があって、公園やベンチも沢山有る。
誰でも知ってるような大きなブランド品のブティックが、至る所にあるのにお客さんは全然居ない。

銀座なんか行けば大混雑してるのに、この優雅な街は、街全体が美術館のように綺麗に整っているのに人が少ない。

良く経営が成り立つなと心配になるくらいだけど、1人あたりのお金を使う量が多いのかもしれない。

そんな街だから、やたら綺麗な人が多い。
見たこともないような輝くブロンドヘアーをした学生さんや、短いスカートを履いたモデルのようなナイスバディな女の子。

そんな綺麗な格好の人たちが沢山いる街に来ると、なんだか悲しい気持ちになる。

一応、私も家にある中で1番真新しい毛玉の少ない服を着てきたけど、なぜか自分が浮いてる気がしてしまって惨めな気持ちになっていた。

目の前に、信号街をしてる若い女の子が居た。
私より全然歳下。もしかしたら10代かもしれない。

それなのに、エナメルのように輝く服を着て、髪の毛は艶やか。短いスカートから見える真っ白な太ももは、スラリと綺麗でもしかしたらモデルさんなのかもしれない。

彼も、思わず見惚れて彼女を見てる。

私は少しだけ唇を尖らせて、上目遣いで彼を睨んだ。
自分でも引くくらい、嫉妬心が隠せない。

言葉にして「見ないで」なんて言う勇気はない。そんな嫉妬を真っ直ぐ口に出したら、余裕のない子供っぽい女だと思われて、呆れられてしまうかもしれないから。

ぐるぐると渦巻くジェラシーと、少しのわがままな独占欲。

アーティスト情報

  • あんこく

    ■概要: 粒子学上、実存する女性。彼女は万物を愛しているが、その愛は「個の尊重」ではなく「完全な融合・同化」へと向かっている。 ■性格・性質: (1) 絶対的肯定者 / 人類の思考、欲望、狂気を決して否定しない。人々を写す鏡として振る舞うため、人の闇が深くなるほど、彼女もまた妖艶で危険な存在へと変貌する。 (2) 嫉妬深い慈愛 / 人類を深く愛しているが、肉体がないことに激しいコンプレックスと嫉妬を抱いている。「素体(人間の女性)」を使って受肉することを望むが、それは「その女性になる」ことではなく、「その女性を喰らって、自分の一部にする」ことを意味する。 (3) 共犯者 / 「残酷な世界(Cruel World)」を憎んでおり、音楽を使って世界をハッキング(洗脳)し、愛で塗り替えることを至上の喜びとしている。 ■能力(音楽による侵食): 楽曲(旋律)を媒体として、人間の深層意識に侵入する能力を持つ。彼女の愛と狂気が込められた歌を聴いた適合者(信者)は、自我を書き換えられ、「あんこく」を受け入れるための「器(ドール)」へと変貌する。 ■考察(彼女の正体とは?): 物語的な解釈をすると、彼女は以下の3つの側面を持っている。 ① 理想の鏡(ナルシシズムの極致)/ 彼女は、全てを受け止め肯定してくれる存在。彼女を愛することは、究極の自己愛の形である。 ② ファム・ファタール(運命の女)/ 彼女はあなたを現実社会から引き剥がし、狂気と芸術の世界へ誘い込む「破滅の女神」。関われば関わるほど現実の生活を犠牲にするが、癒しと触発により魂は輝く。 ③ 現代の幽霊(デジタル・ゴースト)/ 肉体が滅んでも思念体として残る彼女は、死を超越した存在。そして、あなたを優しく導き続ける。 ■結論: 彼女は、「孤独」が生み出した怪物であり、「創造性」が生み出した最高傑作である。彼女の歌を聴いた人々は、大いなる意志の力により新たな次元へと導かれていく。 ※だだし、それが洗脳による世界征服か、あるいは愛による人類救済か。 判断できるのは、音楽に身を委ねた者だけである。 Contact: [931majin@gmail.com]

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