夕方過ぎの声に呼ばれたから
逢魔が時と知っても 駆け出してしまう
それだけで 油絵の具
空いっぱいに ぶちまけられてく
無人駅から降りて 見つけた街は
何もかもが溶けて歪んだ 意識がまた遠のく
夕方過ぎの声が聞こえてしまう
両手で耳を塞いでも 赦されはしない
その瞬間に 水銀が
身体中 注がれる
ポロックみたいな 抽象画
空いっぱいに 映し出されてく
夜、誰かの声が 呼んでるけど
足も顔さえもないから そこへはとても行けない
- 作詞
ベントラーカオル
- 作曲
ベントラーカオル
ベントラーカオル の“夕方過ぎの声”を
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ストリーミング / ダウンロード
- 1
After Nightmare
ベントラーカオル
- 2
夏は続いていく
ベントラーカオル
- 3
Bloom
ベントラーカオル
- ⚫︎
夕方過ぎの声
ベントラーカオル
- 5
ハローモンキー
ベントラーカオル
- 6
Disjoint
ベントラーカオル
- 7
Waltz in the Will
ベントラーカオル
前作「Looking for the Void」をリリースした直後から制作が開始された、ベントラーカオル名義としては4作目となるオリジナル・アルバム。生のグランドピアノ1台によるインスト曲「After Nightmare」で幕を開け、ギター/ベース/キーボード/ドラムというベーシックなロックバンドを構成する楽器の全てを自身で生演奏した「夏は続いていく」から歌モノアルバムとしての本編に突入する。前作の収録曲「CHINO」の続編でもある「Bloom」、淡々と悪夢を歌う「夕方過ぎの声」の2曲ではポップミュージックの枠組みの中で多数のサウンドジャンルのコラージュ/ミクスチャーに挑み、「ハローモンキー」でその音像はよりカオティックなものになる。最後の歌モノ「Disjoint」はアンビエント/ドラムンベース/ハードコアパンク/プログレ/ノイズなどの要素が入れ替わり立ち替わりに展開する11分の大作。ラストは幕開けと同じくピアノインスト「Waltz in the Will」で消え入るように締めくくられる。
アーティスト情報
ベントラーカオル
新潟県出身のSSW/プロデューサー。2015年発表のアルバム「EGO IS EGO」以降コンスタントにリリースを続けており、その多くは作詞作曲、歌唱演奏、ミックス/マスタリング、アートワークに至るまでを自身で手がけている。 SUPER GENTLEのベーシスト、Koochewsen(ex. クウチュウ戦、現在活休中)のキーボーディスト/ベーシストとして、また田口囁一(ex. 感傷ベクトル)とのユニット・Thomassonやドラマー/トラックメイカーのszkとのユニット・ベントラーカオル with szkなどでも活動中。 また「Groovy」、「SOUND of LOVE」などの映画音楽、曽我部恵一「永い夜 (2024 Version」共同プロデュース、PEOPLE 1、きのぽっぽ、湯木慧などのライブ/レコーディングのサポートなど活動領域は多方面に及ぶ。
ベントラーカオルの他のリリース
AOANA