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BPM76(Eメジャー)の極めて親密でミニマルな、スロウコア/ローファイ・フォークの子守唄です。ハイハットを完全に排除し、枕のように柔らかいキックと、3拍目のみに入るブラッシュド・スネア、そして意図的にわずかに揺らした指鳴らし(フィンガースナップ)が静寂のリズムを刻みます。滑らかに動くフレットレス・アコースティックベースと、深く温かいリバーブを纏ったローズ・ピアノ、そして4小節に1度だけ優しく鳴るナイロンギターが、深夜2時のアパートの部屋を音響的に再現しています。
ボーカルはマイクに極限まで近づけた囁くような男性の声で、「歯を磨けただけで昨日より進歩している」「充電器がオレンジ色に点灯しているのは、ゆっくり回復している証拠だ」と、疲れた心に優しく語りかけます。冷蔵庫の微かなハムノイズや生活音がそのまま活かされており、意図的に狭く作られたモノラル寄りのミックスが、ヘッドホンで聴くリスナーに「同じ部屋にいるような」絶対的な安心感を与える、美しくパーソナルなヒーリング・トラックです。
Negi0723は、感情の揺らぎと都市の空気感を繊細にすくい取るミュージシャン。 エレクトロニックとポップ、オルタナティブの要素を横断しながら、 きらめきとノスタルジー、衝動と内省が共存するサウンドを描き出す。 印象的なメロディと映像的なリリックが特徴で、 一瞬の感情や夜の断片を切り取るような楽曲世界は、 リスナーそれぞれの記憶や物語と静かに共鳴していく。 ジャンルに縛られず、感覚を信じて音を紡ぐ。 Negi0723の音楽は、日常と非日常の境界線をやさしく溶かしていく。