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世界的に評価を高めるバンドAnoiceのコンポーザーTakahiro Kidoによるファーストソロアルバム。
2006年にAnoiceのメンバーとしてデビューする1年前に東京の一部の書店でのみリリースされた。ピアノを中心にヴァイオリンやオルガン等の最小限の楽器と、野山や洞窟などでフィールドレコーディングされた環境音によって構成された、静けさと楽器の響きに焦点を絞って制作された美しい作品。
各楽曲はヘミングウェイや梶井基次郎の小説やビュッフェの絵画などの芸術作品のためのサウンドトラックになっている。「静けさとは音のない状態で感じる感覚ではない。」というTakahiro Kidoの持論に沿って進行された名作です。
吉田玲雄原作の東宝映画「ホノカアボーイ」に挿入された名曲「Franny」も収録。
Claude DebussyやErik Satie等の近代フランスのクラシックミュージックはもちろん、Max RichterやJóhann Jóhannsson等のポストクラシカルミュージックが好きな方に、特にオススメの作品。
木戸崇博。作曲家。2006年インストゥルメンタルミュージックバンドAnoiceのメンバーとしてボストンImportant Recordsよりデビュー。その後、ソロ名義Takahiro Kidoに加え、RiLF(Anoiceとmatryoshkaのヴォーカリストcaluによるポストロックバンド), films(Anoiceと2人の女性ヴォーカリストによるダーククラシカルプロジェクト), mizu amane(filmsによるサイドプロジェクト), mokyow(Anoiceの男性メンバーとキーボーディストKenichi Kaiによるバンド), cru(AnoiceのメンバーであるYuki Murataによるネオクラシカルユニット)などのプロジェクトにも参加し、Ricco Label, Important Records, PLOP, noble, 1631 Recordings, Flowers Blossom In The Spaceなどのレーベルから多くの作品をリリース。いくつかの作品はUniversal Musicを通じて世界に発信されている。また、ソロプロジェクトだけでなく、Anoiceやfilmsのメンバーとしてもヨーロッパやアジアでコンサートツアーを行なっている。 また、松竹映画 遠藤尚太郎監督「Tsukiji Wonderland」、東宝映画 真田敦監督「ホノカアボーイ」、Robin Bain監督「NOWHERELAND」、Patryk Seni Senwicki/Dominic Spitaler監督「Penrose」、Dorothée Lorang/David Beautru監督、「Hikikomori: A deafening silence」Can Evgin監督、「Olivier Zahm : Digital Provacateur」、スタジオマンゴスチン泉原昭人監督「Li.Li.Ta.Al」などの映画のサウンドトラックや、WOWOW 御法川修監督「ダブル・ファンタジー」やNHKスペシャル「君が僕の息子について教えてくれたこと」などのテレビ番組の音楽、モスクワインタナショナルヴィレンナーレにて発表されたウクライナのデザインユニットSYNとのインスタレーション「Enlightenment」、ミラノコレクションにて発表されたファッションブランド、アルマーニの短編フィルム、チェコ共和国のヤナーチェクシアターにて上演されたバレエ「Tanzbrucke 2011」、豊島区区政80周年記念イベント「笑顔のハート」などのイベントの音楽など、様々なシーンの音楽制作を手がけており、ヴェネチア国際映画祭短編映画、イタリア賞、文化庁芸術祭、クールジャパンマッチングフォーラムなど、国内外のイベントで受賞。Anoiceが擁する2人の作曲家であるTakahiro KidoとYuki Murata自身も札幌国際映画祭にて最優秀作曲家賞を受賞している。 加えて、Armani, Louis Vuitton, Google, YAMAHA, TOYOTA, ASICS, TOTO, TORAY, ANA, TOSHIBA, UNIQLOなど、国内外の様々な企業のCM音楽制作を担当しており、作曲家だけでなくエンジニア/プロデューサーとしても、年間100を超える楽曲の制作にかかわっている。音楽レーベル/制作事務所Ricco Label代表。
Ricco Label