明日の歌のジャケット写真

歌詞

明日の歌

いかたこ

冷蔵庫の音だけが

午前三時を知っている

テーブルに置いたコップには

飲みかけの昨日が残ってる

カーテンの隙間に挟まった

知らない街の青い光

時計は何度見ても同じで

それなのに夜だけ減っていく

洗ったはずの皿の裏に

まだ昨日の匂いがする

誰も触らない部屋の隅で

埃だけが先に歳をとる

明日はたぶん

靴底みたいに擦り減って

知らないうちに形を変えて

どこかへ落ちていく

明日はたぶん

名前のない封筒みたいで

開ける前から少し重くて

それでも捨てられない

交差点の白い線を

一つずつ踏んで帰る

自動販売機の明かりだけ

妙に近く感じる夜

ポケットの中のレシートを

丸めて伸ばしてまた丸める

何を買ったか忘れたころ

数字だけが手に残ってる

窓ガラスに映った顔が

電気を消すと消えていく

部屋の中には何もないのに

足音だけが余っている

明日はたぶん

靴底みたいに擦り減って

知らないうちに形を変えて

どこかへ落ちていく

明日はたぶん

名前のない封筒みたいで

開ける前から少し重くて

それでも捨てられない

冷蔵庫がまた鳴った

誰も返事をしなかった

遠くでトラックが曲がって

タイヤの音だけ消えていく

古い蛍光灯が一度だけ

瞬きをして部屋を戻した

机の上の影が伸びて

壁の時計まで飲み込んだ

明日の予定を書いた紙を

裏返してそのままにした

白い紙には何もない

何もないから残っている

明日はたぶん

使い終わった電池みたいに

まだ少しだけ熱を持ったまま

どこかに置かれていく

明日はたぶん

鍵のかかった箱みたいで

中身なんて知らないままで

朝までそこにある

冷蔵庫の音が止まった

午前三時が少し遠い

カーテンの隙間から

知らない色が入ってきた

  • 作詞者

    いかたこ

  • 作曲者

    いかたこ

  • プロデューサー

    いかたこ

  • ギター

    いかたこ

  • ソングライター

    いかたこ

明日の歌のジャケット写真

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    明日の歌

    いかたこ

『明日の歌』は、眠れない夜にふと感じる寂しさや、まだ見えない明日への小さな希望を描いた楽曲です。
静かな夜の風景と日常の何気ない瞬間を切り取りながら、「今日が終わっても、また明日が来る」という気持ちを歌にしました。
眠れない夜や、一人で過ごす時間にそっと聴いてほしい一曲です。

アーティスト情報

いかたこ

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