

白い干潟の先の 広い港の向こうに
冷たい夜の街 行き交う人の波 波
西のたもとを渡る 寄る辺のない足元に
見知らぬ船がゆく 花売りの娘を追う
花向けを読み投げた 風が運ぶまま
花びら拾う誰か 海の向こう側 顔も知らぬまま
声も聞かぬまま 触れもしないまま
眩く光る街の 煙とガスの中に
踏み出す朝の道 積まれた夜の雪 土
花をただ寄せ合えば 歌が運ぶから
葉をちぎり見せ合えば 花は枯れぬまま
花向けを読み合えば 風が運ぶから
花びら拾う誰か 海の向こう側
壁の向こう側 この街の誰か
そこにいるあなた
- 作詞者
牧野容也
- 作曲者
牧野容也

牧野容也 の“花籠”を
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ストリーミング / ダウンロード
- 1
ここにおいで
牧野容也
- 2
あっちの水
牧野容也
- 3
ゆれる
牧野容也
- ⚫︎
花籠
牧野容也
- 5
神隠し
牧野容也
- 6
賽子
牧野容也
- 7
鬼さんこちら
牧野容也
- 8
街並み
牧野容也
1stAL「the Odyssey」を昨年7月にリリース後、
弾き語りツアーや、SNSをきっかけに韓国での初の海外ライブを敢行。
様々な目的地との共鳴から生まれた楽曲は、
聴き手の環境によって大きく印象が変わる。
「City」とは、たった今、自分たちが立っている現在地の一つ。
たどり着いた街で出会った人々に、自己の投影を繰り返し、
「そうだったかもしれない自分たち」に寄り添うべくして紡がれた全8曲。
福音となる靴音は、自ら歩いて鳴らされるものだった。
アーティスト情報
牧野容也
1984年7月31日生まれ、愛知県名古屋市出身・山梨県在住。 音楽家、シンガーソングライター、ギタリスト。3児の父で早起きが得意。 10代からギターを始め、20代より小鳥美術館、Hei Tanaka、GUIROなど様々なバンドに参加。 2021年、生活の場を名古屋から山梨へと移し、同年よりシンガーソングライターとしての活動を本格化。 翌年には自身のレーベル「Hippo Label」を立ち上げ、 2022年から3年連続でオリジナルアルバムをリリースするなど、コンスタントな創作を続けている。 2024年に発表した3rdアルバム『Familiar』では、家族や日常の記憶、生きることの肯定をテーマに、 ギタリストとしての音楽的緻密さと、シンガーソングライターとしてのまなざしが融合。 2024/12/10渋谷WWWでの単独リリースライブでは、映像・照明・演出含めた総合的な表現を成功させた。 弾き語りからバンドセット、デュオスタイルなど幅広いスタイルでライブを展開。 全国各地を旅しながら、人との出会いや土地の空気を音に変えるように、ライブ活動やツアーを行っている。 また、自身のポッドキャスト番組では、2024年にはラジオの枠を飛び出し、 ライブ・飲食・物販を合わせたイベントも展開した。 “ギターを弾く”ことを起点に、「うた」と「ことば」と「ひと」との交差点を 軽やかに横断する音楽家である。
牧野容也の他のリリース
Hippo label