

白い干潟の先の 広い港の向こうに
冷たい夜の街 行き交う人の波 波
西のたもとを渡る 寄る辺のない足元に
見知らぬ船がゆく 花売りの娘を追う
花向けを読み投げた 風が運ぶまま
花びら拾う誰か 海の向こう側 顔も知らぬまま
声も聞かぬまま 触れもしないまま
眩く光る街の 煙とガスの中に
踏み出す朝の道 積まれた夜の雪 土
花をただ寄せ合えば 歌が運ぶから
葉をちぎり見せ合えば 花は枯れぬまま
花向けを読み合えば 風が運ぶから
花びら拾う誰か 海の向こう側
壁の向こう側 この街の誰か
そこにいるあなた
- 作詞者
牧野容也
- 作曲者
牧野容也

牧野容也 の“花籠”を
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ストリーミング / ダウンロード
- 1
ここにおいで
牧野容也
- 2
あっちの水
牧野容也
- 3
ゆれる
牧野容也
- ⚫︎
花籠
牧野容也
- 5
神隠し
牧野容也
- 6
賽子
牧野容也
- 7
鬼さんこちら
牧野容也
- 8
街並み
牧野容也
1stAL「the Odyssey」を昨年7月にリリース後、
弾き語りツアーや、SNSをきっかけに韓国での初の海外ライブを敢行。
様々な目的地との共鳴から生まれた楽曲は、
聴き手の環境によって大きく印象が変わる。
「City」とは、たった今、自分たちが立っている現在地の一つ。
たどり着いた街で出会った人々に、自己の投影を繰り返し、
「そうだったかもしれない自分たち」に寄り添うべくして紡がれた全8曲。
福音となる靴音は、自ら歩いて鳴らされるものだった。
アーティスト情報
牧野容也
牧野容也(masaya makino) シンガーソングライター、ギタリスト。 20代より名古屋にて音楽活動を開始、ギタリストとして小鳥美術館、Hei Tanaka、 GUIROなどのバンドに参加し活動の幅を広げる。 2021年よりシンガーソングライターとしての活動を始め、2022年「the Odyssey」、 2023年「City」、2024年「Familiar」と3年続けてオリジナルアルバムをリリース。 バンドセット、弾き語りでのツアーも精力的に行う。 バリエーション豊かなギターと穏やかな歌声から映し出す世界は 暮らしに溶け込みながら、短い旅へと連れ出してくれる。 ライブではスベりつつもクスッと笑える独特のMCにも定評がある。 三児の父でもある。
牧野容也の他のリリース
Hippo label