Motherのジャケット写真

歌詞

Mother

BUPPON

なんとまぁ忙しい人生だったな

ばあちゃんも泣いてるよ母ちゃん

綺麗事だけで生きていけたら

周りは正論で何もしねぇもんな

父ちゃん出て行った時は大変だった

かけられる言葉は俺にはなかった

言えない関係でもガキに気つかうな

息子はあんたが良いならそれで良いんだ

いつまでも好きな事ばっかやっちゃつまらん

って言ってたあんたが店を開くって

店内一面には俺のポスター

うぜーし恥ずかしいけど嬉しかった

今回も乗り切れると思ってた

火は灯ってた だってずっと超えてきた

2度と無い恐怖を知る

今でも店の前に行けずにいる

覚めて見る夢なら何処にも行かないよな

Know let me know

照らしてくれる約束をさ

言えないでいた事 多分分かってたよな

ほほえみをこんな時でもくれるからさ

失ってしまう事の辛さより

察してしまう辛さの方が重い

またナースコール呼んで増やすモルヒネ

この管を全部はずしてやりたい

初めておんぶしたり飯食わしたり

彼氏からのメールを代読したり

暗い病室 過ごしたクリスマスイブ

大丈夫 母さん 俺はここにいる

机には初孫の写真を立て

7階の部屋 窓を開け吹き抜ける風

血圧が下がる 時間が止まる

心臓が止まる ずっと手を繋ぐ

親より先なのが親不孝者なら

これを送る俺も親不孝者だな

最後の最後一つ置いてった

死ぬ時の楽しみをくれる また会える

覚めて見る夢なら何処にも行かないよな

Know let me know

照らしてくれる約束をさ

言えないでいた事 多分分かってたよな

ほほえみをこんな時でもくれるからさ

  • 作詞

    BUPPON

  • 作曲

    yamabequo

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アーティスト情報

  • BUPPON

    山口県出身。THE AXIS RECORDS主催。2009年に初音源となる12inch Single『SYNCHRONICITY』を500枚限定リリースし完売。待望の1st Album『蓄積タイムラグ』(2011年)と1st EP『明後日』(2013年)で、詩情豊かでありながらも一撃必殺の如き威力を伴う筆力と、その武器に説得力を持たせるラップの腕前を証明した。tha BOSS(ILL-BOSSTINO)の記念すべき1st Solo Album『IN THE NAME OF HIPHOP』(2015年)では精鋭の一人として客演に参加し、大きな足跡を残す。後に盟友となるKojoeと初共演したのは2017年発売の2nd Album『LIFE』。以降タッグでの制作を開始し、2019年にはKojoeがディレクション、illmoreが楽曲プロデュースを務めた3rd Album『enDroll』をリリース。従来と異なるサウンドへのアプローチに挑み、新たな音楽性が開花する。同年に2nd EP『I’ll』を発表した後も、MuKuRoやgerardparmanなど注目アーティストの客演に参加するなど精力的な活動を展開。2022年にはKojoeとSoulflex所属のシンガーZINとのjoint Album『Scent』を世に送り出し、日本におけるHip HopとSoulのクロスオーバーの新たな可能性を提示した。そして2023年10月末、J.Studioから他界した母に捧ぐ4th Album『Mother』を発表。マイク稼業の矜持と母親への心情を熟達した表現力で描出し、遂にその技量は無二の高みへと到達する。さまざまな出逢いや別れを経て、変化でなく進化を続けるBUPPON。その歩みは今日も続く。

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