Motherのジャケット写真

歌詞

命が動く時

BUPPON

生まれ育った町を一望できる

病室の窓際に花を飾る

ほんの贅沢 併設されたカフェ

二人の時間 付きまとう影

歩く事食う事すらままならず

眠ってた病魔が急に動き出す

別室に通され受けた宣告

涙が出る前に命が動く

手渡された重い選択は二択

恨みっこなし片方の手を開く

一日一日の尊さを説く

家族のありがたみ 授かる功徳

泣きながら笑う あなたの鼓動

人はいつか死ぬ 本当の事

最後どう見届ける自分次第

残された時間もうカウントしない

感傷に浸る余裕ばっか持って

夕陽に背を向ける様じゃ世話ない

今もそこにいるんじゃないかってくらい

色褪せず笑ってる思い出は痛い

大半の一人 99パーの確率に大層な理由を付け

仕事終わり疲れもうフラフラ

あの日の自分 掴まれる胸ぐら

感動を求めて海を超えて

余韻を連れて残像を置いてく

空の青さに気付けた今日なら

誰かの気持ちに寄り添えそうさ

汲み取る 察する事を恐れずに

遠く見えてた行き先は隣

始まりを告げられた覚えはないのに

終わりだけ告げてくる現実が憎い

好きな事やって死ねりゃそれで良いって

簡単には死なせてはくれないって

思い知る事になる どこまでも人間

泣きながら飯を食えるやつは生きれる

時に心 やりきれぬ歯痒さ襲う

悲しみに沿う その優しさに問う

首を絞めるほど溢れ出るもの

俺は教わる 幸せは噛みしめるもの

  • 作詞

    BUPPON

  • 作曲

    Joint Beauty

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アーティスト情報

  • BUPPON

    山口県出身。THE AXIS RECORDS主催。2009年に初音源となる12inch Single『SYNCHRONICITY』を500枚限定リリースし完売。待望の1st Album『蓄積タイムラグ』(2011年)と1st EP『明後日』(2013年)で、詩情豊かでありながらも一撃必殺の如き威力を伴う筆力と、その武器に説得力を持たせるラップの腕前を証明した。tha BOSS(ILL-BOSSTINO)の記念すべき1st Solo Album『IN THE NAME OF HIPHOP』(2015年)では精鋭の一人として客演に参加し、大きな足跡を残す。後に盟友となるKojoeと初共演したのは2017年発売の2nd Album『LIFE』。以降タッグでの制作を開始し、2019年にはKojoeがディレクション、illmoreが楽曲プロデュースを務めた3rd Album『enDroll』をリリース。従来と異なるサウンドへのアプローチに挑み、新たな音楽性が開花する。同年に2nd EP『I’ll』を発表した後も、MuKuRoやgerardparmanなど注目アーティストの客演に参加するなど精力的な活動を展開。2022年にはKojoeとSoulflex所属のシンガーZINとのjoint Album『Scent』を世に送り出し、日本におけるHip HopとSoulのクロスオーバーの新たな可能性を提示した。そして2023年10月末、J.Studioから他界した母に捧ぐ4th Album『Mother』を発表。マイク稼業の矜持と母親への心情を熟達した表現力で描出し、遂にその技量は無二の高みへと到達する。さまざまな出逢いや別れを経て、変化でなく進化を続けるBUPPON。その歩みは今日も続く。

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J.Studio

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