

激しくぶつかり合う葛藤たち
決して敵わないと僕は知ったよ
走り続けた瞬間には大粒のもや
見えない欲望
枯渇した陰謀論
明日は明日の風が吹くと
言われたはずが
食い違いを感じざるを得ないだけ
ああ今日も何もしないで日が暮れる
破壊した衝動に
向かって向かっていく
赤い壁を蹴って
銃を振りかざした
あなたは一体誰なの
荷物を投げたあと 服を脱ぎ
散らかすまま
鏡の中の世界 羨む
この世を憎みながら
ああ世界は回ったままで転がる
Win one walk all with one
何一つがいない
We hollow We are world
何もかも歪んでいるだけかもね
破壊した衝動に
飛ばして飛ばされて
期待した世界
期待した世界を
吐き出し奪って取り込む
沼にハマって役立つ
気分はハイで役作る
- Lyricist
Tom Yam Kung
- Composer
Tom Yam Kung

Listen to Catastrophe by Tom Yam Kung
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Tom Yam Kung
Artist Profile
Tom Yam Kung
Tom Yam Kung は、音楽を「世界を確かめるための実験」に近いものとして扱う一人ロックバンドである。 私にとってロックとは、華やかな装飾でも、逃避のツールでもなく、自分が何者であるのかを一度破壊し、もう一度組み直す行為だ。 日常はしばしば、誰かの正義や常識に覆われ、内側の声がかき消されていく。 『イエスマン』のように社会のケージを叩きながら、あるいは『Logical Realistic Tour』のように他者の正論に魂が接収される感覚を抱きながら、人は“自分の思考と世界の構造が本当に噛み合っているか”を問い続けている。 私は、そこで鳴る軋みや不協和こそが、もっとも「生きている」と感じられる瞬間だと思っている。 『Feel』は、身体性を失った世界に対して「感じること」の奪還を求める曲だ。 『行末の一瞬』では、希望と諦念が入り混じるなか、なお未来へ跳び込む衝動を記録した。 『街』や『エスケープ』『Unnecessary』では、存在の重さや曖昧さ、逃避と回帰の循環を描き、 『I’m Only Standing』は、無意識に生の惰性へと流されていく人間への冷徹なまなざしを含んでいる。 これらの曲に共通するのは、”答えを出すためではなく、世界の手触りを取り戻すために鳴らしている”ということだ。 音楽はその格闘の記録であり、反抗であり、祈りだ。 世界はしばしば理不尽で、矛盾に満ち、私たちはそのただなかで迷子になる。 それでも、人は前へ進みたいと思う──たとえそれが一瞬の火花のような希望であっても。 Tom Yam Kung の音楽は、その一瞬のために存在している。 「強さ」や「正しさ」ではなく、“誠実に揺れることそのもの”が人間を照らすのだと信じているからだ。
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