Lyric

雨上がりの空にレインボー

飴玉によく似たレインボー

叩き起こされ 起きたての頭で制服着て

腰掛ける暇もなく

時間ないからトーストは香りだけ

ありがとうもなく飛び出すいろんなもん倒しかけ

思い返せばそれなりに幸せだった母子家庭

やがて時は経ち 見てきたいろんな人生の形

二十歳から中身変わってないのはここだけの話

ただ出会いと別れの数だけは 確実に増えた

キスに飢えた娘 つけられた無数の傷みつけた

病乗り越えた子は無事に二十歳迎えた

鼻水垂れた少年は死に場所を探し疲れた

ワット・ポーで会った青年 ゲロの臭いついたTシャツ

金とパスポートは盗られても笑顔守り抜いたいいやつ

食べることを拒む少女 日記代わりのノート

十も離れてはいたがおれより考えてた周りのこと

みんな元気か？

余計なお世話だなってわかってる

今日どんな天気だとしても明日には虹かかってる

雨上がりの空にレインボー

飴玉によく似たレインボー

雨上がりの空にレインボー

晴れたあとに消える

当たり前のこと当たり前にできない大人の分だけ

当たり前な日々当たり前に過ごせない子供がいるんだ

それぞれの因果 それぞれの事情 それぞれの言い分

置かれてる環境や身分 初めからありゃしないイーブン

新聞でみた 目を覆いたくなるような出来事

残された家族のその後まで見えてくるような仕事

中身ごとがらっと変わったものの見方 ものの見事

囲碁のように白黒じゃ表せない感情の色を

二度と忘れないように肌に刻んだ三日月

すら心の隅に追いやられる日々に舌打ち

流れ作業で運ばれる命の小舟にも焦点を

時間にしちゃえばmoment

But the memory lives on and on

色とりどりの灯り ひとりひとりの物語

背表紙ばかりを見て決めつけるなんておこがましい

みんな元気か？

余計なお世話だなってわかってる

今日どんな天気だとしても明日には虹かかってる

雨上がりの空にレインボー

飴玉によく似たレインボー

雨上がりの空にレインボー

晴れたあとに消える