

雨上がりの駅前で 立ち尽くす午後三時
手放した携帯に映る ぼんやりとした自分
小さな鞄の中に 詰め込みすぎた想い
行き場を失って こぼれ落ちそうになる
昨日(きのう)までの未来(みらい)は どこへ消えてしまったの?
制服を脱ぎ捨てた日から ずっと迷い続けてる
「あの頃に戻れたなら」なんて言葉は苦しくて
時間だけが通り過ぎてゆく 冷たい風に乗せて
もうひとつだけ 願いごとが叶うなら
あなたを失くした理由を教えてほしい
笑顔と涙を 繰り返して進む日々
立ち止まるたび 胸に残る喪失感
わずかな光さえ届かないような夜も
忘れられない思い出が 涙色に染まる
ひとりきりの帰り道 ふと見上げた夜空
道しるべのない星たちが 心に突き刺さる
手を伸ばしても掴めない 儚い光たち
それでもきっと 探し続けていたい
もうひとつだけ 本当のことを言えたなら
あの日と同じ笑顔でいられたのかな
乾いた想いが 静かに胸を叩くたび
踏み出せないまま 未来をみつめてる
戻らない時間にしがみつき 夢を見た日々も
今日の私へと繋がっているから
もうひとつだけ もう少しだけ 前を向いてみる
- 作詞者
ちぇっくのりんごのじゅーす
- 作曲者
ちぇっくのりんごのじゅーす
- プロデューサー
ちぇっくのりんごのじゅーす
- ボーカル
ちぇっくのりんごのじゅーす

ちぇっくのりんごのじゅーす の“もうひとつだけ”を
音楽配信サービスで聴く
ストリーミング / ダウンロード
- ⚫︎
もうひとつだけ
ちぇっくのりんごのじゅーす
卒業という節目を過ぎ、進むべき道を見失った瞬間の感情を繊細に描いた新曲「もうひとつだけ」を配信開始いたします。
「制服を脱ぎ捨てた日から、ずっと迷い続けてる」という歌詞に象徴されるように、学生時代という明確な道筋から解放された自由と、同時に訪れる迷いや喪失感。雨上がりの駅前で立ち尽くす午後三時という一場面から、若者の繊細な心情を丁寧に描き出しています。
「もうひとつだけ 願いごとが叶うなら」「もうひとつだけ 本当のことを言えたなら」と繰り返される後悔と願い。それでも最後には「もうひとつだけ もう少しだけ 前を向いてみる」という決意へと変わっていく心の軌跡が、静かな強さを感じさせます。
過去への未練を抱えながらも、少しずつ前に進もうとする姿勢。この曲が、人生の分岐点で立ち止まっている全ての人の背中を、そっと押してくれることを願っています。
アーティスト情報
ちぇっくのりんごのじゅーす
ちぇっくのりんごのじゅーすは、独自の世界観を持つシンガーソングライター / ユニット。日常の何気ない瞬間を切り取り、スマホ越しの景色や夜の孤独、青春の甘酸っぱさを繊細な言葉とメロディで表現する。楽曲はポップでありながら、エレクトロやオルタナティブの要素も取り入れ、多層的なサウンドを生み出している。 SNS時代に共感を呼ぶリリックと、どこか懐かしくも新しいメロディが特徴。TikTokやYouTubeを中心に楽曲を発表し、デジタル世代の心を掴んでいる。
ちぇっくのりんごのじゅーすの他のリリース