Lyric

いつまで経ってもまだ私は　子供のままで

短冊を揺らす祈り　時が経ち色は褪せた

誰にも見せない傷は　プリズムになったか

わかり始めていた　意味なんてないこと

リンドウは浅く揺れる　君が通り過ぎてく

どうか気付かないで　気付かないで

あの寂しさのことも　やがて　私は忘れてく

夕暮れを隠す雲に　烏は鳴く

さよならの合図が　やってくるその時まで

ほんの瞬きだけ　寄り添っていて

見間違えるはずがない　君の顔の翳り

ただ一つの望みさえ　これほど難しいとは

水面に風が吹いて　揺蕩うのを待って

どうか繋いでいて　繋いでいて

ああ私は一つだって　無くしたくないんだ

薄明かりさえ届かない　夜の底さえ

さよならの合図に　気付かない振りをして

許されるならどうか　このままで

遠く　遠く　聞き慣れた声がした

振り返りはしない　そう決めた

あの寂しさのことも　やがて　私は忘れてく

夕暮れを隠す雲に　烏は鳴く

さよならの合図が　やってくるその時まで

ほんの瞬きだけ　寄り添って

今はまだもう少し　このままで

またね