

わかろうとして 言葉を足して
足した分だけ 遠くなった
テーブルの傷を なぞる指は
君のためとか 言い訳してた
正しさばっか 並べた言葉
ページのすき間 君はいない
埋めようとして 線を引くたび
消えていく 輪郭
理解しようとすることが
間違いだったと知った夜
本当の君の 顔が見えた気がした
「わからないままでもいい」って
やっと思えた
もういない部屋に
声が響いてる
検索履歴 増えてく単語
愛の定義や 許すって何か
正解探し 癖になってた
君の熱さも 自分の熱さも
温度を測ってた
噛み合わないまま 回る時計
秒針だけが 急かしてくる
追いつこうとして 息を切らして
見落としてたのは本音
理解しようとすることが
そもそも間違いだった
手放すしかないものを
ぎゅっと握りしめてたと知る
「わからない君のままで」って
抱きしめればよかった
壊れそうな沈黙を
埋めようとしないで
全部説明できたら
安心できると思ってた
でも理由を並べた瞬間
何かが剥がれていって
理解のための相談が
結局また自分を沼へと
追い込んで行った
ただ隣で笑う
それだけでよかったのに
(ああ)
理解しようとすることが
間違いだったと知った夜
やっと不器用なままの
自分を許せた気がする
「わからないから欲しい」って
そんな単純なことを
あの日の君にだけは
伝えたい衝動に駆られる
消えないままの 胸の傷跡
割り切れないままの 心の端
理解じゃなくて 呼び合うだけで
よかった夜にさよならを告げた
- 作詞者
Kanon.
- 作曲者
Kanon.
- プロデューサー
Kanon.
- ボーカル
Kanon.

Kanon. の“消えた沈黙”を
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消えた沈黙
Kanon.
理解しようとするほど、遠くなっていった。
言葉を重ねるたびに、消えていった輪郭。
わかり合うことを求めすぎて、
本当に大切な温度を見失ってしまった夜。
「わからないままでもいい」
そう思えた時には、もう隣にはいなかった。
説明できない感情、
割り切れない想い、
それでも残るやさしさ。
理解ではなく、ただ呼び合うだけでよかった。
そんな後悔と気づきを描いた一曲。
アーティスト情報
Kanon.
かのんは、“音霊”を届けるアーティスト。 日本の美しい情景、そして祈りの言葉を重ねて、作品を紡いでいる。 癒しではなく【 魂に届く振動 】としての音楽。 それは静かで、優しくて、でも確かな衝動。 伝えたいのは「自分の命に目覚める感覚」。 誰かの中に眠る“ほんとうの声”に、 魂の奥深くに届く音で構成。 そっと寄り添うための音。 現実世界で言葉にならなかった感情を、 祈りの波紋として音に託し、今ここに響かせる。 音が祈りとなり、誰かの心に届いたその瞬間、 “音霊”は完成する。
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