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「UNSTABLE LINE」は、アルバム『AFTER THE WAVE』の中間点に置かれた、
感情の揺れと迷いを描くエレクトリックロック・トラック。
戦いでも日常でもない時間。
進んでいるのか、立ち止まっているのかさえ分からない状態。
その曖昧さこそが、この曲の中心にある。
抑制されたビートと静かに脈打つエレクトロニクス、
感情を叫ばずに語る男性ヴォーカルが、
踏み出す前の不安と、それでも前へ進もうとする意志を描き出す。
「UNSTABLE LINE」は、答えを出すための歌ではない。
揺れながらも立ち続ける、その瞬間を肯定するための一曲だ。
RADIAL VECTOR(ラジアル・ベクター)は、電子ノイズとロックサウンドを融合させた“ネオン都市型エレクトロロックユニット”。 鋭利なギターリフ、金属的なブレイクビーツ、そして静と爆発を行き来するエモーショナルなボーカルが特徴で、 崩壊と再生、衝動と静寂といったコントラストをテーマとした楽曲世界を構築している。 都市の闇に差し込むネオンの光、電子回路のように脈打つサウンド、 そして人間の内面に潜む“壊れそうな衝動”を音として可視化し、 作品全体に映画的な緊張感とエネルギーを宿らせている。 ワンオクのエモーショナルさと、Boom Boom Satellites の電子的破壊力を併せ持つ、 現代エレクトロロックシーンの中でも異彩を放つ存在。
SNAP