Karm even Fallsのジャケット写真

歌詞

余炎

SheeSawHarm

揺れる陽炎、見えたはずの

息を吹き返す季節

朧気な随に認めた嘘

君の影は幻じゃダメだ

曖昧な焼ける空、映せば

夕凪も愛しい残滓も

縫い合わせられると思った

曖昧に溶ける海が映した

赤く染め上がる

落日の向こう見上げても

辿った先に熱は無く

貴方の笑顔を思い出す

事も、もう出来なくなるかな

今まで

踏み躙る陽々に置いてきた

確かめ合った筈の声が迫る

「愛していたよ」拒む長月

忌々しく纏わり付く汗と

焦燥が滲んだ劣情と濁した愛憎

貴方の残香を追って行き着く水岸

ある訳が無いテトラポット

クマが浮き彫りになったような川も

この国の隅に囲う海も

何もかもが

僕ら二人だけの為にあった

裏切りに満ち溢れる汚れた

この居場所でさえも

鬼恋慕でもしようか

隠す納得と

追い駆ける延命があるのなら

襲う老いに逃げ惑う

聖女の匂いを嗅ぎ分け犠牲を

賭すことが出来るなら

攻撃戦だ!

まだ季節は巡り哀しみを拭う

乾いた風が吹いたとて

引き摺る引き攣る弾き綴る

引き返したい悔恨を象る

窓から漏れる雲はぐらかす

ブレザーのリボンと癖の早気

夜に怯え、また明けて失望する

初恋の夢は攫われ

二一時半妄想する

土佐大津駅すれ違い特急列車

受肉した薄梅雨、何を流すや

貴方の笑顔を思い出す

事も、もう出来なくなったなぁ

有る筈の無い再生を待ち倦んだ

この余炎を

掻き消して

触れ合った温もりが

澄んだ夜長に溶けて

もう感じはしない

悴んだばかりの

ひび割れそうなその手を

焦がして伸ばして掴んで離さないで

「貴方の笑顔を思い出す事も

もう出来なくなったなあ」

流して

掻き消して

貴方を想った

かけがえのない

この余炎を

消さないで

貴方を想った

かけがえのないこの余炎を

消さないで

  • 作詞

    m.m.

  • 作曲

    m.m.

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