「影縫い」帰れぬ夜をまねく糸のジャケット写真

歌詞

「影縫い」帰れぬ夜をまねく糸

ゆれいさくら

足音が ひとつ

遅れて ついてくる

止まっても まだ

近づいてくる

灯りの切れた 路地裏で

影だけ 形を変えた

私じゃない 動き方で

先に 歩き出した

踏み出したのに 進まない

足元だけが 重い

見えない糸じゃ ない

これは “なにか”

静けさが ひと針ずつ 落ちてくる

音がする 地面の奥から

もう 引き返せない

帰り道を まねく影

わたしの場所を 奪ってく

動けないのは 足じゃない

ここに いるのが 私じゃない

呼ばれている 気がしてる

名前じゃない なにかで

影に 重なった瞬間に

入れ替わって しまう

伏見の稲荷 くぐるたび

数が合わない 影

お不動様の 目の前で

足だけ 止められた

迫間の奥院 風の中

後ろに 気配が立つ

振り向いたら 終わると

なぜか わかっていた

「静けさが 針のように 落ちてくる」

今はもう 中から 聞こえる

ほどくものは ない

帰り道を まねく影

わたしの声を 使いだす

歩いているのに 動けない

もう 外側から 見ている

ごめんねなんて 言っている

それは 誰の言葉

影に 触れたあの夜に

すべてが ズレていた

縫われたのは 影じゃない

ここにいる“わたし”のほう

残ったのは どっちだと

考えたら 終わる

帰り道を 招く影

もう どちらでも 同じなら

歩き続けて いるほうを

“本物”に すればいい

月のない この道で

足音が ふたつ

重なった そのときに

ひとつだけが 消えた

地面の奥から

音は 止まない

まだ 終わってない

  • 作詞者

    横山智章

  • 作曲者

    横山智章

  • プロデューサー

    横山智章

  • グラフィックデザイン

    横山智章

  • ボーカル

    ゆれいさくら

  • その他の楽器

    ゆれいさくら

「影縫い」帰れぬ夜をまねく糸のジャケット写真

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    「影縫い」帰れぬ夜をまねく糸

    ゆれいさくら

“影に触れた瞬間、人は入れ替わる。”
見えないはずの“影”が、ある夜からズレ始める。
「影縫い」帰れぬ夜をまねく糸は、
見えない存在に少しずつ侵食されていく恐怖と、
自分という存在が揺らいでいく不安を描いた和風ダークバラード。
「静けさが ひと針ずつ 落ちてくる」
稲荷、 お不動様、奥院――
境界の象徴を巡りながら、物語は静かに崩れていく。

縫われていたのは影ではなく、心。

そして最後に残るのは、
“どちらが本物だったのか”という問いだった。

アーティスト情報

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