歌詞

紫陽花,Addictive

「君がずっと好きだよ」って甘い言葉

子供じみた心で信じてしまったの

君があたしの全てで　世界がカラフルで

残酷な恋の魔法の毒に侵されて

そう

何時間待たされても　電話が来なくても

君を疑うことなんて　思いもしなかった

「いつでもそばにいる」なんて　乱暴に抱かれて

絡み這わされた腕の　熱に浮かされて

嗚呼　時を巻き戻せるなら

もう一度　嘘じゃない君の笑顔を　確かめに会いにゆくわ

想像ばかりしたって　仕方ないってわかってるの

だけどふいに消えるなんて　どうしたらいいっていうの？

ねえ　教えてよ！

紫の檻の中　独りきり踊っているの

絡みつく黒い予感　忍び寄る闇のスウィング

思い出が叫びだすの　気づかないふりしていても

お願いよ　迎えに来て　光の中へ

君はまるで紫陽花ね　移り気の花

なめらかなその口づけ　落ちるひとしずく

同じその唇でじゅもんを唱えたら

かんたんに溺れちゃうの　愛に騙されて

嗚呼　止まない雨が囁く

もう二度と　動いた心の居場所は

どこに行ったって戻らないの

想像ばかりしたって泣くのはあたし　悔しいわ

だけどこんな気持ちのまま　独りぼっちにしないで

ねえ答えてよ！

紫の檻の中　独りきり踊っているの

渦巻いた淡い期待　打ち砕く闇のスウィング

嘘つきとつぶやいた　魔法はもう終わりにしましょう

約束も　甘い声も　偽りの愛も

嗚呼　ため息ばかりついても

君はきっと　今頃他の誰かの肌に　爪を立てているの

想像ばかりしたって　どうにもならないってわかってる

だから今夜　会いに行くわ　愛憎の花束と

別れのキスを！

紫の檻の中　ふたりきり踊りましょう

二枚舌噛みちぎって　撒き散らす嘘の花びら

忘れるの？許さないわ　最後に突き刺したのは

紫陽花の猛毒よ　永久に消えない傷跡

「君がずっと好きだよ」って甘い言葉

子供じみた心で信じてしまったの

君があたしの全てで　世界がカラフルで

残酷な恋の魔法の毒に侵されて

露に濡れる午後の街　乱れ咲く紫青

ぬるい雨に打たれて　優しく微笑むの

君はあたしの全てで　悪い魔法使い

あのときの恋の毒は　今も傷のまま