Lyric

昏い深い世界の向こう側へ飛び込んだ

叶わなかった願いを真っ白に塗り潰せ

逃げ出すことを厭わない埋葬したワンルームで

ミッドナイトブルーに思いを馳せる

睡眠薬を飲んで　味わう前に吐きだして

さよならはいつかのために取っておくから

待ってもいないいつかから逃げることが出来ない

狭いはずの部屋をずっと一人で彷徨っている

あるはずの出口に辿り着くことができない

情けない夜は　平気で嘘をつくから

いつかきっと自分のことも裏切って仕舞うから

飽きてしまったらそこでやりなおしてもいいから

抱けない感情を　持っていることが羨ましい

現実にならない　空想が愛おしい

繰り返しても　変わらない現実を隠して

どうしようもなさだけが離れなかった

記憶を飛ばして一瞬の夢を見ても　醒める時も一瞬で終わるから

いっそ見ない方がよかった

永遠じゃないものなら意味なんてなかった

望まなければ変わらないことを知ってしまったから

どこにもいけなくなる前に教えてほしい

夢になったとしても忘れないはずだから

僕にしか見えない君だけの憂鬱を　君だけの感情を　理解したい

運命も偶然も真実も否定して

迷いも悩みも呪いに変えて吐き出した

闇が無ければ光も存在できないのに

自分ばかりで周りが見えていないのは　誰だろう

ほどけていく深夜の青に溺れて

泳ぎ方を忘れたから息は続かない

生存本能に逆らった結果

拡散される音に耳を塞いで

どこにも行けなくなる前に瞳を閉じた

余りの神経で　感覚を受けいれ

わかりきったことを　何度も確認するみたいに

叶わないことを願ってしまうのは　どうしようもなくただ醜かった

なにもわからないくせに　わかった気になるなよ

きれいなものはすぐに汚れていく

フラッシュで焼いた夜が嫌に生々しくて

隠していたことが全部バレてしまったみたいで

本当はもっとはやく知って欲しかったのに

本当はもっとはやく言えたはずなのに

やさしさだけではなにも　できないから　笑って

存在すらなかったことに消されてしまって

本能も理性もここにはないから　形だけの偽物はいらないから

返してよ