

絞首台の床が落ちると同時に 産声がこだまする
この奇怪な世界は理解し難い 手土産に感情を持たされ
「冥土の土産に期待してます それではいってらっしゃい」
物語に隙間風を入れて痛みを分ける 噂話飛んだ唾でうまいもんを育てる
焼け石に小便じゃ汲み取れず肥溜めが底をついて行き場失ったぶんぶん蝿
崖っぷちの赤を見上げ落ち葉踏んだ地下足袋 四季折々 除草剤じゃ枯れぬイバラ道
人に期待せず 持てる限り尽くす力に 応えた姿にまた力もらうカラクリ
臭いもんにする蓋に行列と整理券 実るほどに頭たれる稲のように低姿勢
笑わぬ道化師の自由帳は白紙のまま 閻魔様の土産 裾についた戦争草
君が手を開きこの世界を抱こうとしてる
すり抜けた灰色の空はただ遠ざかる
ありふれたデジャヴのままで終われないように
君が手を開きこの世界を抱こうとしてる
どうか早めに地獄を見て 生き急いだカルマはすぐそこまで来てるから
君は知らない左利き特有の冬の苛つき 怒鳴るストーブの火 尖る二階の四季
明日街に戻ればまたしけた面世帯が 君は君のままでなんて無責任な自由をふっかける
小型犬が噛む指 巻いたカットバン あの子が君を許した証拠 性根ひん曲がっても 藁を敷いてあげよう 引っ掻き回したトラクター まだ分からないか? 悪魔の子の高笑いは まるで高山質屋の雑魚売りのディストーション
他人を許すこと ろくに飯も食わずに作り上げた身体じゃ 俺の腕が余るだけ
出来るだけすぐに迎える朝には 上る白米の湯気で顔を洗って唾を吐く 残飯詰まる台所
他に吐くところがないだけ 早く消えてなくなれ 能書き丸坊主は暗いとこで光るバカを見つめて ナイショの話に夢中 ただなんとなく 君は言う そうだろう?
君が手を開きこの世界を抱こうとしてる
すり抜けた灰色の空はただ遠ざかる
ありふれたデジャヴのままで終われないように
君が手を開きこの世界を抱こうとしてる
終始夢中 これに 何て言う
溺れあがき 挙げ句のぞむ我が宇宙
必要最低限の最大化
そのほとんどこぼれ 消える大体は
途中で霞み 霧と化す
刺す冷たさが現実へと呼び戻す
痛いくらいじゃなくて実際痛い
鰐八の二階のベッドの上
白々しくてわかりやすい嘘を言え
思ってないことなんて言えないだろ
これでもかって思うくらいの真実に会う
あかい ポテンシャルの草を喰む
またダルくなる
思い 踏みとどまる
挙げ句の果ての走馬灯の中走る馬より先に歩き景色を見る
己を知った先の不明を知る
君が手を開きこの世界を抱こうとしてる
すり抜けた灰色の空はただ遠ざかる
ありふれたデジャヴのままで終われないように
君が手を開きこの世界を抱こうとしてる
- Lyricist
YAMANKAMI
- Composer
YAMANKAMI

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intro -yamankami-
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ETTOU YAMANOKAMI
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BEROBEROBAR
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ZENRYAKU DABONA SEKAI
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HITOGOSHI
YAMANKAMI
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TYAHAINO RENGE
YAMANKAMI
- 9
KASABRANKA BLUE
YAMANKAMI
- 10
BLACK DANCE
YAMANKAMI
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SENSOUGUSA
YAMANKAMI
薄汚れたカラスには蜂蜜がいる。