Lyric

不確かな迷路

何度も歩んで

振り回されては

孤独を積み重ねてた

ありふれた視線

かわした人波

目を逸らしたのは

誰でもなく僕の方で

無意識に溢れ出す

心の音は小さく

遠くの電車の音にすら

かき消されてしまう

鏡の中映る嘘は

背中合わせの未来で

現実だけが心乱す

選んだ選択肢は

途切れることを拒んで

閉ざされてゆく

真実

鍵をかけたのに

諦めず君は

離れずに言葉

かけ続けてくれたよね

伸ばしてきた手を

煩わしくなり

はじいたその時

はじめて視線交わる

「どうして」と突き放す

言葉は雫の色で

色褪せない過去の痛み

だけが願いを誤魔化した

君がくれた想い

揺れる心を惑わす

込み上げてくる

淡い気持ち

不器用に差し出すと

二つの影が交わる

願いを込めて

刻もう

想い出が傘となり

痛みの雨を遠ざけ

閉ざした扉

開け放たれ光溢れる先へ

「大丈夫」と愁い零す

この痛みは本物で

戸惑う君に

笑顔向ける

かけがえない想いが

過去と未来を繋いで

紡ぎ始める

メモリア

繋いだ手のひら

未来図辿って

足跡をなぞり

アルバムを積み重ねた