冷めきったあの海が今もまだ
さざめいて肺の裏をくすぐる
僕がいないあの街はどうかな
さみしいくらいに綺麗だろうね
青く咲いて 裂いてちぎって
傷み 痛みを失くし
渇き 渇きゆくだけの
沈む 沈む夢に
浸る 浸る爪先に
刺さる 刺さる棘にも
気づけないまま
海鳴りが聞こえる
星になれない僕に耳打ちして
海鳴りが聞こえる
海鳴りが聞こえる
渇く喉に水を注いで
海鳴りが聞こえる
悪い夢をさまして
夜明けは潮風に追われて
錆びついた膝がまだ震える
きっと遠い 遠い街に
捨てた 捨てた半分は
深く 深く沈んだままで
白い 白い骨が
泡に 泡に変わるなら
僕を 僕をまだ覚えてる?
「海鳴りが聞こえる。
錆びた鉄塔が傾いて軋む音さえ、
紛うほど耳に馴染んで、
白い骨まで響くそれが、
鱗の一枚を剥がすあいだ、
まるで嘘のように途絶えて、
また剥がす。
自分が何者であったのか、
すっかり忘れてしまいたのだ」
誘い水を 水をこぼして
朽ちる 朽ちる身を剥がし
赤く 赤く透かして見せてよ
海鳴りが聞こえる
星になれない僕に耳打ちして
海鳴りが聞こえる
海鳴りが聞こえる
渇く喉に水を注いで
海鳴りが聞こえる
悪い夢をさまして
冷めきったあの海が今もまだ
さざめいて僕を呼んでいる
- Lyricist
Koyoi
- Composer
CLAM AND MIRAGE
Listen to I hear the sea roar by CLAM AND MIRAGE
Streaming / Download
- 1
Be Vacuous
CLAM AND MIRAGE
- ⚫︎
I hear the sea roar
CLAM AND MIRAGE
- 3
Interlude : Rain shelter
CLAM AND MIRAGE
- 4
Last Scene
CLAM AND MIRAGE
- 5
Outro : Morning calm
CLAM AND MIRAGE
Artist Profile
CLAM AND MIRAGE
Weaving a story with a roaring sound. Started activities in 2022.
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