Lyric

露が降りた朝の葉

幸せは束の間

まだ何も掴めないまま

喉につっかえる俺はラッパー

10年でここまで来た

なんて言えねえよ

10年かかってまだここまでしか

マイナスを置いて行けたら楽だ

けどマイナスがなきゃ歌詞も書けない

これで満たされたいはずなのに

空いた溝が深みを増す

いつも変わらず

家で待つ家族

本当は寂しいはず

なのに俺の前じゃ笑う

なのに俺の前じゃ

あの頃から何が変わった？

パパになっただけか？

その自覚あんのか？

問われたら胸張って言えねーな

俺なりに目を向けてた

大事に出来てると思ってた矢先

息子に言われた

お金もらえんならラップやめたら？

自分の為だけにやってきた事も

それだけでは示しつかない

確かにお金は全てじゃないかも

けどそんな事言ってられない

金より愛と胸張って言えるのは

それなりの金を持ってる奴だ

そのどちらも無い俺は

金も愛も語る資格も無いのかな

「夢はでっかく根は深く」

林の言葉が胸に刺さる

あの日夕日に向かって話した

夢の続きを今掴みに行く

過去の俺に笑われんように

未来の俺が誇れるように

今の俺がやりたいように

どこまで行っても最後はlonely

本当の理解者ってやつは

理解してくれる奴とかよりも

理解しようと必死にもがいて

カチ上げた先で笑える奴だ

つい遠く見ようとして

近くにあるもの見落として

世間から見りゃ落ちこぼれ

けど見えない何かもよじ登るんだよ

あれから10年ただの執念

偶然すらねじ曲げてく運命

俺だけのものがそれだけじゃなくなって

誰かの為になってた

気づいた時には溢れた皿

受け取る側から与える側

誰か救うつもりが

1番救いたかったのは自分でした