朝ごはん 食パン二枚
いつもと同じ
お弁当はいらないからと急いで家を出る
最近また忙しいみたい
身体を壊さないで
夜ごはんは焼き魚にしよう
何時に帰ってくるの?
愛してる人が血みどろになって死んでゆく様を誰が見たかったんだろうな
いつものベンチに座りビニールを見つめる日々
朝ごはん 食パン二枚
今日もいらないの?
よくわからない液体は少しずつ落ちていく
冷蔵庫に秋刀魚があるよ
もう冬が来るよ
愛してる人が血みどろになって死んでゆく様を誰が見たかったんだろうな
「ごはんできたよ」
「今日は雨だよ」
「風邪ひかないでね」
「寒くない?」
「疲れたでしょう?」
「コーヒー飲む?」
「ちょっと歩こうか?」
しゃべりたい
わらいたい
なにこのえきたい
しにたい
いきたい
いかしたい
ころしたい
もう何度も言ったよ
愛してる人が血みどろになって死んでゆく様を誰が見たかったんだろうな
- Lyricist
MikiMizunoya
- Composer
MikiMizunoya
Listen to September 30 by MikiMizunoya
Streaming / Download
- 1
Gum
MikiMizunoya
- 2
Ride on Suihanki
MikiMizunoya
- ⚫︎
September 30
MikiMizunoya
- 4
Leader Boy
MikiMizunoya
- 5
She has a kept man
MikiMizunoya
おもに'弾いてもらい語り'スタイルで都内を中心に活動するシンガーソングライター、水野谷みきの5曲入りのアルバム。
発売日の2017年9月8日は25歳の誕生日でもあり、20代後半になるこれを機に「みーやん」から水野谷みきに改名する。
よって本作「夏休みの宿題」は水野谷みき名義としてはファーストアルバムとなる。
水野谷は作詞、作曲、歌唱、鍵盤ハーモニカを担当し、伴奏は前作に引き続き、山﨑星慈がギター、ギタレレを担当。
「えんぴつがかっこ悪いって誰が決めたの ドッヂボールでチームを決める男の子が決めたの(リーダーの男の子)」「稼いだお金は 私には多すぎるから 少しならあなたが使ってもいいよ でも少しだけね(ひもつきのうた)」など、
身近な日常と独特の視点がまざる歌詞と、一度聞けば歌えるようなキャッチーなメロディと、どこかあどけない歌声とがからみあって、そこはかとない懐かしさとせつなさを感じさせながら、聴く人の心に優しくしみいる。
不思議なノスタルジーを感じる一作。
CD付属の文集はリスニングCD付きの英語の教科書のようになっており、水野谷がこのアルバムのタイトル「夏休みの宿題」を題材に書き下ろした物語やエッセイ、詩などが盛り込まれた文集になっている。
プールサイドの思い出が描かれたエッセイ「プールサイド」に始まり、「桃」や「誰か私を焼き鳥にして」など、未発表の詩も掲載している。
録音・編集 川原創太
作詞作曲 水野谷みき(みーやん)
歌唱 水野谷みき
ギター 山﨑星慈
ギタレレ 山﨑星慈(2,4曲目)
鍵盤ハーモニカ 水野谷みき(1,3,4曲目)
発行・著者 水野谷みき
デザイン 坂本琴絵
制作協力・流通 そわそわRECORDS