Lyric

残念ながら 僕は変わってしまったようで

きみのうたが ひとつも胸に響かないんだよ

観覧車から見下ろした街明かりが

少しぼんやり こころに浮かんだよ

綺麗だったなあ

「いつまでも続けばよかった」なんて

最低だ

一体なんだろう

いつかのきみの言葉が

鼓膜を揺らさないまま聞こえてきて

離れないんだよ

残念ながら 僕は変わってしまったようで

きみのこころも 次の言葉もわからないんだよ

でもきみはあの日と同じように笑うのかな

きみがいない

それだけでうたなんていくつでも出来てた

すごいだろ

おかしいかい

きみが笑う

それだけでほら また音が生まれるんだよ

どうしようね

凍てつく２月の歩道橋の上

きみは生きたくないふりが上手くて

少し見惚れた

ありきたりな言葉で輝く世界を切り取るように

きみをうたうから

そこで聞いててくれよ

他には何も要らないんだろう

本当は

ねえ

残念ながら 僕は変わってしまったようで

きみのことを傷つけたくて仕方ないんだよ