歌詞

息継ぎ

s-o-a

ここから一歩を踏み出すのは

本当は勇気のいる事

繰り返す変わらない毎日が

知らず知らずに 感覚を麻痺させる

浅すぎた深呼吸で

今日もまた今日に

溺れそうになるよ

流れる景色を

過ぎ去る影を

愛しく思う間もない速さで

進む時間を泳ぐ

孤独を上手に

誤魔化しながら

嘘つきながら

格好悪くて

とてもじゃないけど

笑えもしない様な息継ぎで

またそこに帰るまで

今日も今日を

誤魔化しながら

嘘つきながら…

  • 作詞者

  • 作曲者

  • レコーディングエンジニア

  • ミキシングエンジニア

  • マスタリングエンジニア

  • ギター

  • ボーカル

    蔭山, 零

  • バックグラウンドボーカル

s-o-a の“息継ぎ”を

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新たな呼吸を刻む、深層から昇る音楽の奇跡。

初のEP 「呼吸と生活」 が放つのは、単なるメロディーやリズムに留まらない、アーティストの息づかいそのもの。
s-o-a が紡ぐ音楽は、空気を振動させるような瞬間的な呼吸の変化から始まり、静かながらも力強い生き様を映し出す。
「呼吸と生活」 は、あなたの心の奥深くにまで届く、ひとときの安息と激しい感情の交錯だ。

「息継ぎ」では、変わり映えのない日常の中で感じる自己との葛藤と、その中で溺れそうになる心情が描かれる。
感情を押し殺すような瞬間、ほんの小さな息継ぎが救いとなり、エモーショナルな波が広がるこの曲は、リスナーの胸に深く響くだろう。

続く「ヒビ」では、日常の中に潜む微細な亀裂に焦点を当て、壊れたものをどうしても手放せない自分との葛藤を描く。
この曲は、修正なしの一発録りという生々しいアプローチが、歌詞と演奏にさらなるリアリティを与えており、どこか危ういバランスの中で生きる強さと脆さが伝わってくる。

そして、「春雷」。
雷の音をそのまま取り入れたインストゥルメンタルで、荒れ狂う自然、そしてその後に来る新たな一歩への期待感を感じさせる楽曲。
曲全体が言葉を超えて心に語りかける瞬間だ。

最後のトラックでは、記念すべき 1st single 「正しい生活」 のアコースティックバージョンが収められている。
オリジナルからアコースティックサウンドに再編されたこのバージョンでは、温かみのあるアコースティックギターとピアノの音色が際立ち、歌詞の「君と一緒に歳を重ねていきたい」という純粋な想いが、よりダイレクトに響いてくる。
このアコースティック ver.は、s-o-a の音楽の本質を最も色濃く感じられる。

「呼吸と生活」 は、アコースティックサウンドを中心に、日常と向き合うことの大切さ、その中で見失わずに生きる強さを語る作品だ。
繊細でありながら、力強く感じるこのEPは、どこか懐かしさをもたらし、今を生きる全ての人に寄り添う音楽だ。