Lyric

便箋なんて持って　祈って　祈って

渡す道なんて無くて　知らないまま

封筒ばっか抱いて　想って　想って

狭い脇道を追って　見たくないや

灰になった　言葉を集め

目を瞑り吸い込んだ

噎せ返り　揺れる巌が

花を咲かせ

花束を一つ持って　歌って　歌って

記憶から飛んだ声が　ゆらゆらゆら

これ以上何も無いさ　奪って　奪って

それじゃあもうさよならね

封筒なんて待って　祈って　祈って

届くあてなんて無くて　知ってるのに

見覚えのある靴に　頼って　頼って

2人の庭の前は　通れないや

色褪せた　言葉を抱え

溢れ落ち　消えていく

行き場のない　花の指輪が

土に還る

いつかの影を背負って　願って　願って

水面に映った顔が　ゆらゆらゆら

この先はもう暗いや　辿って　辿って

きっともうさよならね

肺の奥に　花が咲いて　沈んでくようだ

横目には　あなたの靴

もうあなたには　言えないな　沈んでくこと

待てないこと

花束を一つおいて

それ以上のものなんて

2人には何もないな

これでもうさよならね

どこかでまた会えたら　じゃあ