BUZZ DA VIBE Front Cover

Lyric

HIBANA

LANPAZIE

赤く光る終わりの合図

消えそうな導火線に似てる

君の手を取って登る

非常階段を照らした

月明かり 揺れて 遠くで 重なって

自販機の横に座り

弾き語る音に揺られ眠る

赤黒い高架線は歪んだまま

焦げ付いた夜空に紙飛行機飛ばして

後少しだけでいい 君と火花を

散らしたいだけ

テールランプに続く風景を

指でなぞってこの街を出るよ

無くした物はとうの昔に

見つかってたのに

焦げ付いた夜空に紙飛行機飛ばして

後少しだけでいい 君と火花を散らして

レコードの針を落とす様に

レコードの針を落とす様に

彷徨って 漂って 無くして 気づいて

彷徨って 漂って

  • Lyricist

    Takahito Shibata

  • Composer

    LANPAZIE

BUZZ DA VIBE Front Cover

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反社会性とロックンロール・ドリームは既に数十年も前から乖離している。真っ当な人間なら触れることすら許されなかった音楽、しかし底でしか癒されない人種がいるのも確かだ。

LANPAZIEの最新作『BUZZ DA VIBE』はコロナ禍を含め2年にも及ぶプリプロダクション(音源の下書き準備)を乗り越え、更に半年以上かけて録音を繰り返した。今日日、デジタルサウンドが主流の世の中で、生ドラムにベースとギターだけというアンサンブル、どこか日本のVシネやギャング映画のような語り口のボーカルが愛おしい。

人生が滲んでいる、という意味ではブルースであり、はみ出しモノのロマンチシズムは現代で言うところのヒップホップ的"不良文学"にも通ずる。それでいてオルタナティヴな感性は特にミッド〜スローナンバーに歌モノとしてよく表現されている。これは本作から加入したドラマー、リョウマサヒロが柴田兄弟とぶつかった特異点に他ならない。

ブランキーやミッシェルの幻想は追わない。借りなら返す、という気概と絶滅危惧種であるからこそのプライドは"和彫・アメ車・ギターソロ"という一見、型落ちなノスタルジーが今、かえって新鮮だ。何故なら、ソレを貫けた奴はいないから。マイノリティの味方であり続けると同時に、冒頭で述べた"真っ当な人間"を狂気に駆り立てるチャンスが訪れた。もう、LANPAZIEでしか満たされない。

Artist Profile

  • LANPAZIE

    2011年 結成 ALTERNATIVE GRUNGE GARAGE ROCKを基調とするBJC,TMGE,などの邦楽ROCK 80〜90年代のUK ROCK オルタナティブ グランジ ガレージロックに影響を受ける ​東京を中心に全国で活動中。

    Artist page

SparrowsRecords

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