“君には問題がある”と誰かが言った。
ほざけ。当たり前だろ、人生は答え探しだ。
「弱音や涙を、雨が何処かへ流した。
連絡途絶えたダチが、遠退く町が、育てた価値観」
ああ、確かに。唐突な死はこたえたが、
しかし、お前から今も絶え間なく問われ、
形見は それこそ この“俺”そのもの だったのだと知る。
花供えた墓の前、白檀の香りを漂わせながら 空へと立ち昇る煙。
巻き戻せぬ現実にたじろぐ。
多生の縁に ふと足を止め、図に乗って走るボールペンに思う。
ある種、この歌詞も 先人たちの受け売り。サンプリング。
何を以って“唯一無二”だ?
縦糸を手繰っていく様に紡いだ作品。
一つで良い、ペンタゴングラフを突き抜けたくて、
節くれ立つ手に絶えず ペン胼胝を二つ。
人伝に 受け継がれる故に不滅だぜ。
この孤独をも埋め、廃れずに残るものを産め増やせ。
蘇る筆法を都度 思い知りやがれ。
“重い尻を上げる”と読み替えるHIPHOP
リスナーが機器で再生する度、
いつだって表現者は再生する。
曲よ、薄れぬ記憶となり日々を超え、
器が朽ちたら乗り換え、いつまでも生き残れ。
リスナーが機器で再生する度、
いつだって表現者は再生する。
老木の花よ、咲き誇り意味を問え。
この口から目と鼻の先の その耳元へ、届け。
「俺の見てくれはつまらないが、少なくとも
声を聴いてくれる奴らなら居た」―Elephant
手で感触を確かめて何度でも 原点へ立ち返れ。
不安と飢えで満足に眠れない夜を 重ねた上で、やっと はっと目が覚めた。
おめでたくも、果報を寝て待つような真似だけは願い下げだ。
本当の意味で残らない名声なんぞ 手前らに残らず くれてやる。
俺がレヴェナント。
愚かにも一筋の光に出会う為に、底なしの地獄に堕ちた日々であった。
目に ほんの仄明かり放つ炎。
儚さが弥増すほど 鮮やかさが際立つ この生を有難く思う。
限りあるからこそ、鳴り止まず鼓動する 成り代わりようの無い何か、確かなるものを。
差し当たる 埒明かぬ状況下、力強く立ち上がる者たちに、どうか 幸あらんことを。
アナログでもデジタルでも問わぬ媒体。
ただ、そこに流れてる一瞬を永久に奪いたい。
「空しく過ぎ去る」だと?それなら聴いてくれ、classics
今尚、俺らは生きてるぜ。
リスナーが機器で再生する度、
いつだって表現者は再生する。
曲よ、薄れぬ記憶となり日々を超え、
器が朽ちたら乗り換え、いつまでも生き残れ。
リスナーが機器で再生する度、
いつだって表現者は再生する。
老木の花よ、咲き誇り意味を問え。
この口から目と鼻の先の その耳元へ…
- Lyricist
jirokamei
- Composer
jirokamei
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jirokamei
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jirokamei
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a masakasama
jirokamei
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saisei
jirokamei
E
Artist Profile
jirokamei
次郎(仮名) 1987年生まれ。2008~2012年頃まで活動、J-HIPHOPのアンダーグラウンドシーンで注目を集めていたが突如として消息を絶つ。 その後、2018年に盟友・HakobuNeのミックステープ『kimama』へ参加し復活を遂げる。 2022年10月、6曲入りのEP『再生』をリリース。
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