Chapter 1 The beginning. Front Cover

Lyric

Higurashi

Junki

自分はこの程度

可能性なんて無いと

恥すらもかけなかったみじんこのハート

4時起きの現場

休み無しの8月

支払われない給料が俺の青春時代

自前弁当とカップ麺で

満たしてた腹

家に帰り

泥だらけの作業着は手洗い

ヤニは吸えりゃ何でも良いと安いのを選んだ

シケモク長くのこればしまうのが基本

当時出来た彼女には裏切られた

17にはキツすぎたカンパ20万

世界が黒く見えて仕方がなかった

未来なんて考える暇さえもなかった

それでも

今はしている音楽

やっと感謝している

あの頃の全てに

確かに

悪い人間だけではなかったしなぁ

今の俺がいるのもあんたらのおかげだ

羽ばたき始めからは短き人生

それでも

暗い土の中よりはましだべ

ひらり、綺麗に舞う事はできない

ならばせめてこの声が枯れ果てても

届かない声で喚き散らして

生きてる今に遠慮なんていらない

出来なかったことの方が圧倒的に多い

それで良い

わたくし

かよわき

ひぐらし

どうせ不幸ならばと

やらんよりはマシだと

飛び込んだ世界は

うまく行ったようで

眠れない毎日

なりたい自分からはさらに遠ざかってく

自分自身の選択

強く噛み締めた

矢先、一転コロナ

興味すらも湧かせない

なぜか嬉しくなったのが本音

やっと0から

踏み出せた一歩目

誰かの吐き出したリリックに

揺らされてた魂

今は聴くごとに生まれてくる嫉妬心

アンチコメントすらも書かれない音源

それでも

欲しい評価はここでしか得られない

土で眠る日々はもう終わった

この先はきっともうあっという間

生きてれば遅すぎたスタートすらも

誤差でしか無いことは間違い無い

羽ばたき始めからは短き人生

それでも

暗い土の中よりはましだべ

ひらり、綺麗に舞う事はできない

ならばせめてこの声が枯れ果てても

届かない声で喚き散らして

生きてる今に遠慮なんていらない

出来なかったことの方が圧倒的に多い

それで良い

わたくし

かよわき

ひぐらし

カブトクワガタとは

かけ離れたフォルムと生き方

容量も悪いから応用も効かない

産まれた環境すらも憎んだ日もある

本音隠すために馬鹿みたいに騒いだ

行きたかった学校は貧乏には無理で

仕事辞める事さえも選択ができない

優しいフリをして弱さを隠した

真面目なフリして

自分を殺した

羽ばたき始めからは短き人生

それでも

暗い土の中よりはましだべ

ひらり、綺麗に舞う事はできない

ならばせめてこの声が枯れ果てても

届かない声で喚き散らして

生きてる今に遠慮なんていらない

出来なかったことの方が圧倒的に多い

それで良い

わたくし

かよわき

ひぐらし

土の中で7年

空に出て7日

カブトクワガタみたいに強く無い生き方

蝶のように舞えない花も似合わない

見た目は他のどれとも変わらない

それでも

空で過ごす7日は

きっとあっという間だから

和やかな、さよなら

鳴き声、わめきさけぶ魂

黄昏、響かせ

美しい蜩

  • Lyricist

    Junki

  • Composer

    sanjouhansutazio

Chapter 1 The beginning. Front Cover

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