Lyric

ひとつの命が生まれた

あなた喜んだことでしょう

夏の終わりに蕾がひとつ

愛を持って花が咲いた

あなたによく似た

表情も性格も

大きな愛情を

受け取って大きくなった

今になって 気付くことばかり

真夜中の おかえりの言葉

疲れてるはずのあなたの顔は

いつも 優しかった

ねえ お父さん 大好きなんだよ

この声も笑顔もあなたに貰った

ねえ お父さん もしも叶うなら

会って 抱きしめて

ありがとうって言いたい

夏空見上げて

笑った あの花は

あなたからの 初めての贈り物

わたしを呼ぶ声 忘れたくない

記憶はなぜ 薄れてしまうのかな

あなたの声も匂いも

いつか思い出せなくなるのかな

ねえ お父さん 大人になるたび

あなたの知らない

わたしになるのかな

ねえ お父さん お嫁に行くまで

見守るって言ってた

約束は消えないよ

空に笑う花のように

あたり照らす黄色のように

いつかなれるかな

いつかなるからね

願い込めた花のカケラ

ねえ お父さん また会いたいな

あなたが遺したモノ集めてた

ねえ お父さん 今更気付いたよ

あなたが遺した大事なモノは

ここにあるの