Lyric

青い風を纏って　澄んだ香りを抱いて

静かに舞う白い羽根と戯れる思い出

海の向こうへ思いを向けてみれば

ここにはない　知らない輝きが見える気がする

何度でも　何度でも

巡り巡る静けさと騒めきの間に

「鮮やかな未来はここにはない」　したり顔してあざける

君はまるで人形のようで

色褪せることなく風化していく砂の街など抜け出して

希望という筆でシュウマツを描く

赤い空の向こうで　落ちた光はやがて

密かに咲く黒い花を濡らす露のようで

雪が積もって眩しく光る街は

空にはない　儚い星屑で満たされている

いつまでも　いつまでも

響き渡る足音と囁きを合図に

「今はまだ答えも見えてこない」　暗い顔してつぶやく

君はまるで幽霊のようで

洗われることなく滲んでいる黒いシミなど切り捨てて

悪夢など忘れてシュウマツを遊ぶ

いつの日か　いつの日か

届くはずのときめきと安らぎは彼方に

「今はまだ鮮やかな景色はここにはない」　すまし顔して答える

君はまるでヒーローのようで

下らないことなど浄化していく　迷うことなく駆け抜けて

意志に火を灯しシュウマツを照らす