Lyric

前髪をみじかく揃えて　故郷を捨てたきみたちが

ぼくらを遠く置き去りにして桜と一緒に散ってった

炎と一緒に燃えたあせた写真の人たちは

やましい気持ちなんてなくて　ただ白痴のふりをしてた

暁空の下　夕暮れはまださむいのね

あなたの言うことを聞いておけばよかったわ

最上階で手を振った

きみは青く見えました

右手に持った卒業文集を

破り捨てていた

灯台を見つめていた

あれは誰かの思い出たち

手をはなして　手をはなして

生まれかわろうよ

陽当たりの廊下の　下に眠る友だちは

ぼくらを嘲笑って今もここにいるようでした

暗がりの帰り道　道草わたって田んぼ道

あたかもそれが生きてるみたいに静かに空を見あげていた

何にも知らないの　何にも教えてくれないの

先生はぼくらを殺そうとしているの

最上階で手を振った

ぼくらは白いくじらに乗って

煙草の匂いに気をそらしては

黒く染まってた

灯台を見つめていた

きみは変わってしまったの

手をはなして　手をはなして

生まれかわろうよ

生まれかわろう

いつしか　窓から見てた木陰かがやくグラウンド

さようなら　愛しき生活よ

さようなら　生まれたいのちと

望まれた死よ