Lyric

自販機のレモンスカッシュが売り切れてる

仕方がないから他の自販機を探しに

夜の町を歩くことになった

今夜はやたら星が見えるな

こんなに見えたことがあったかな

暗い場所を探して真夜中の校庭の真ん中に立って

少し広い夜空を眺めてる

東の空が明るく輝いて西はぼやけているみたい

星は降り注ぐことなく張り付いていて僕を吸い込むようにそこにある

そろそろ首が痛い

校庭を抜け出してまた歩き出した

夜道に散らばる落ち葉のかけらたち

季節が進んでいるみたいね

あいつの家の前を通り越していく

元気にしてるかな

もうすっかり会わなくなっちゃったけど

なんて思ったりして

やっと見つけたレモンスカッシュの自販機

150円は少し高い？

まあ買うけど買ったら買ったで冷たくて

今の時期にはもう寒いくらい

ニットの袖で包んで持って帰って飲むことにしたんだ

それだけのお話

あいかわらず星たちは輝いていて

ただそこに張り付いていた

実際にはほとんどまたたかないんだね

まばたいているのは僕のほうだ

あの星のどれかがあなたなのかな

永遠に輝いていて見守っていて