Lyric

夢の中

目を開けない様に

浸した心根は

見る影も形もない程に

朽ち果てた有様

遺る赤

鳴く鳥とカトラリー

息衝く悲しみは

月並みの言葉を逆様に

擦る掌

窓に脈打つ

瞳の色 春の性

求心的愛憎に

囚われた身を強く

抱きしめたまま

変らないわ何も彼も

引き摺ってしまう感情

夜を縫って君と縫って

今だけは踊りましょう

未だ離れないわ色も香も

磨り切ってしまう感傷

朝を待って君を待って

左様ならと零しましょう

なんてね

胸の中

目を向けない様に

満たした思い出は

袖裏も表もない程に

打ち捨てた世の様

沈む青

咲く嘘とシラベリー

何時しか綻びは

街並みの歪みを後楯に

翳す掌

窓に脈打つ

瞳の色 春の性

求心的愛憎に

囚われた身を強く

抱きしめたまま

終わらないわ幾年も

繕ってしまう感状

夜を縫って君と縫って

目の淵に落としましょう

未だ崩れないわ日々の瀬も

振り切ってしまう癇症

朝を待って君を待って

結末を流しましょう

未だ変らないわ何も彼も

引き摺ってしまう感情

夜を縫って君と縫って

今だけは踊りましょう

未だ離れないわ色も香も

磨り切ってしまう感傷

朝を待って君を待って

左様ならと零しましょう

なんてね