歌詞

Inori

S.O.H.B

まぶたをきつく閉じた

愛がこぼれそうで

頼りなく揺れる指で

お前は薄い胸を指した

「何も無いんだ」と言った

吐く息の酷い熱さで

背中から震えてしまった

何も分かり合えないまま

「行かないで」なんてお前が

言えないことを知っている

ナイフにお前の名前を乗せて

途方に暮れる

僕らは一人きりでは

生きてはゆけない

大人になったら何かが

変わると信じていた

都会の雨は変わらず

酷くうるさいままで

お前は泣けない子供だ

ナイフにお前の名前を乗せて

途方に暮れる

拙い仕草で付けた傷口を見ていた

ナイフにたった一行の祈りを乗せた

寄り添って生きていくことすら

できない僕らだ

ナイフにお前の名前を乗せて

途方に暮れる

全部が僕らの愛のような祈りだった

  • 作詞

    Natsumi Nishii

  • 作曲

    Natsumi Nishii

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S.O.H.Bとして初のアルバムリリース。
作詞作曲編曲を全て1人で手がけている。
自身の部屋で過ごし感じた四季をコンセプトに、1月ずつイメージした楽曲を書き下ろした。日本の季節になぞらえて、4月Haru no yoruから始まり、ラストは3月To the westとなっている。
アルバムを通して季節ごとの価値観を楽しめる作品となった。

アーティスト情報

  • S.O.H.B

    2021より始動したプロジェクト。 一人一人がもつ価値観を世界を伝えたい、繋がりたいという思いを楽曲に込めている。 今年11月にリリースした「2021」は、部屋から眺めた1年間を1月ずつ丁寧に楽曲に書き下ろした。

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THIRD THINK RECORD