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Lyric

tsuki no yurikago

FUYU-SINGO, koyoi

長靴と感傷を

浮かぶ三日月に投げて

海に爪先を浸す

凍る冷たさに

醒めていく夢は

曖昧な柔らかさ

縋る枕の感触

止まぬ波音を揺り籠に

せめて月が沈むまで眠らせて

手袋を忘れては

君の袖に移していた

体温が戻らなくて

冷えた指先を

握りしめて

あたためた感情は

熱が冷めないようにと

固く蓋をしたボトルごと

夜の帳の向こうで失くした

寄せては返っていくような

めまぐるしい気持ちさえ

灯台と信じられたら

遅すぎた後悔も

三日月のしっぽを掴んだ

君の顔も

ぜんぶ忘れるには

青すぎた海の底

三日月を映して揺れてる

僕らはまだ

白い雪の中 眠る

海水が浸み込んだ

ページをひとつちぎって

重なっていく白紙に

書いた間違いを

破って捨てたら

集めては降り積もる

白く上書きされていく

冷えて赤くなる頬の色

雪が溶けて消えるまで覚えていたい

満ちては欠けていくような

不安定な心重ねても

月も掴めないな

ガラス窓 指の痕

いつまでも変わらないかたちで

今日の空と

いつかの空にあった

君がいた夜の月

瞼にも映って揺れてる

花も鳥も

風の鳴る音まで

遅すぎた後悔も

三日月のしっぽを掴んだ

君の顔も

ぜんぶ忘れるには

青すぎた海の底

三日月を落として目醒める

僕らひとり

春の匂いがする朝に

  • Lyricist

    koyoi

  • Composer

    Matchy, esora uma

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FUYU-SINGO, koyoi

  • 1

    kadeki no yakusoku

    FUYU-SINGO, koyoi

  • 2

    hinatadori

    FUYU-SINGO, koyoi

  • 3

    kazenagare

    FUYU-SINGO, koyoi

  • ⚫︎

    tsuki no yurikago

    FUYU-SINGO, koyoi

  • 5

    kotaeawase

    FUYU-SINGO, koyoi

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