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Gky New Album『Nameless World』
『Nameless World』は、「何者でもなくていい」と静かに悟る、孤独な航海のような旅路である。
これまで池田コージが発表し、書き留めてきた詩とメロディ。
それらを一度、人が歌い録り、その声と構造をAIに託して別の響きへと再生し、最後にもう一度、池田コージ自身の耳と手で整える。
その往復によって生まれた、11の航路である。
それは、人の記憶と感情、そしてAIによる変換と拡張のあいだに立ち上がる新たな“揺らぎ”。
言葉やメロディさえも越えて、ただ感覚として心に残る体験となる。
楽曲は、
暗闇に差し込む孤独のヒカリを見いだすところから始まり(A Solitary Light)、
やがて蒼く美しい空が現れ(The Sky You Sought)、
ようやく歩き出しながらも、憂いを抱えたまま丘へと至り、花の霞む風景に辿り着く(Wind on the Hill)。
その広がりの中で、内側から無限の力が静かに湧き上がる(Positive Tension)。
しかしふと夢は覚め、気づけば地下鉄に揺られている(The End of the Oedo Line)。
やがて終点に辿り着き、地上へと出ると、そこには熱とざわめきに満ちた激しい祝祭が広がっている(Kaigan Yakisoba 100KG)。
その渦の中で、人の心の奥底からしか生まれない歌の存在に気づき、音楽はAIを越えていく(A Song No AI Can Sing)。
そして、いつもどこかで「うたえるうた」を探していることを、
静かにさとる。
それは、誰かに届けるためのものでもなく、
何かを取り戻すためのものでもない。
ただ、ここに在ることを確かめるように、
自分の内側で、そっと鳴り続ける「永遠のうた」なのだ。(CONSOLE)
やがて、老子の「流れに任せよ」という静かな教えに触れ(Laozi’s Way)、
それまで心を苦しめ続けてきた愛する人との別れを、ようやく越えていく(After Goodbye)。
そしてすべてを受け入れたとき、
名もなきままでも、ただ在ることを許される場所へと導かれる(Nameless World)。
その航海は、終わるのではない。
静かに、あなたの中で続いていく。