刺青とギターのブルーズのジャケット写真

歌詞

37歳

絶頂カヲリ

今まで散々格好ばっかりつけてきたけどさ そういえば格好なんかつけてない素直な言葉で歌った事なんて無かったよなあって最近思ったんだよ

昔はロックスターになりたかったんだよなんて酒を飲む親父になんて 死んでもなりたくないと思うから 今でもこうして歌を歌っているわけなんだけど

諦めたわけじゃないけどもう終わっちゃった気がするよ

冷たくなってきた風にどこか嬉しさを感じる様に

散っていく花にもどこか美しさを感じる事が出来る様になったよ

最後まで生きようとしたアイツの事も 最後は自らの手で幕を下ろしていったアイツの事も

本当はどうでもいい事だって思ってる俺は 本当にどうでもいい人間なんだろうな

巡り巡る季節 またどこかで繰り返してゆらゆら

ただ川面にただよってる様な 俺の言葉を真に受けてどうか心を動かされる人がいません様に

何度だって明けない夜さえも

生まれ変わったって歩いていく

そしてたどり着いた場所で

終わり方さえ忘れても

ひとり無くしたものばかり数えて

酔いもせずただ眺めている

そうやって見つけた空の色を

何故だろうあなたに伝えたい

今さら何を言ったって取り返しのつかない事ばかりだよ

思い出しては髪をくしゃくしゃに掻き毟る そんな消し去ってしまいたい自分ばかり頭の中ぐるぐるまわってるよ

夢を追いかけて生きているんですなんて 口にする男は全く信用ならねえから 身体中刺青だらけになっちゃってるワケなんだけど

金のために諦めたフリをしている俺よりはまともなのかもしれないな

傷つけてしまった彼女のことも

また会えると言っていなくなったあの子の事も

今となっては本当に惚れていたのかどうかすら定かではないよ

どうか俺の事を思い出して 良い思い出だわなんて言う女がいません様に

何度だってあの涙さえも

生まれ変わったって愛していく

追いつく事のない日々の中で

終わり方さえ忘れても

ひとり無くせない物ばかり抱えて

闘って振り切ってどこへ行く

そうやって見つけた空の色は

あの日のままの 僕のこころ

何度だって明けない夜さえも

生まれ変わったって歩いていく

そしてたどり着いた場所で

終わり方さえ忘れても

ひとり無くしたものばかり数えて

酔いもせずただ眺めている

そうやって見つけた空の色を

何故だろうあなたに伝えたい

  • 作詞者

    三日月

  • 作曲者

    絶頂カヲリ

刺青とギターのブルーズのジャケット写真

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昭和の匂いが漂う、和製ブルースデュオ「絶頂カヲリ」のファーストアルバム。

アーティスト情報

  • 絶頂カヲリ

    沖縄で活動する千葉県出身の男性アコースティックデュオ『絶頂カヲリ』。 昨今のデジタル音楽が溢れる中で、あえてアコースティックギターのみの演奏と、ボーカル三日月の書くブルージーで文学的な歌詞が魅力。 どこか昭和の匂いが感じられる。

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