

車の窓ガラスで
街の色が 溶けていく
夜景を 背景にして
綺麗に見えたよ
言わなくていいこと
口から踊りだす
シートのきしむ音
うるさく聴こえた
本能が 囁いた
この匂いに 浸かりたいって
君の指が動く度
胸の鼓動が速くなる
呼吸のずれたまま
それがやけに心地よくて
何も言えないで
胸の奥で くすぶってた
ねぇ
外の景色に 何を探すの?
目を合わせない その横顔
どんな顔してる?
届きそうな距離なのに
名前呼ぶより先に
心だけが走り出して
言葉より静かに
ふたりの間に 浮かんでた
靴音がふたりを
そっとつないでいた
君の影だけが
少し揺れていた
繋ぎたい右手が
重くて 固くなる
ポケットの中で
息をつめていた
横に並んで歩く
一歩 一歩で揺れる
心の温度は
ぐるぐる変わる
ショーケースの光
横顔に触れて
さっきより少し
幼く見えた
ねぇ
言葉ひとつで 景色がかわる
名前呼ぶ前に
息が しめつける
肩が触れたとき
心が揺れていく
その一瞬だけ
世界が とまった
言いそびれた言葉が
胸の奥で膨らむ
何も言えないままで
夜が過ぎてしまいそうで
前を歩く君へ
伸ばした右手が
触れた瞬間
驚いた顔して、そして 微笑んだ
ねぇ
車の中で 言えなかった言葉が
君を見るたび
胸でリピートする
震えた声で伝えた言葉
君の瞳に届いて
頷いてくれた顔を見て
君を強く 抱きしめた
- 作詞者
TKC
- 作曲者
TKC
- プロデューサー
TKC
- レコーディングエンジニア
TKC
- マスタリングエンジニア
TKC
- グラフィックデザイン
TKC
- その他の楽器
TKC

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Heartbeats
TKC
夜の街を舞台に、言葉にできない距離と感情の揺れを描いた一曲。
車の中、夜の街をただ横に並んで歩く。
言葉を交わさなくても、確かにそこにある気配だけが続いていく。
この曲は、気持ちを伝えきれない二人の距離や、歩幅や呼吸のわずかなズレ、その中で静かに揺れ続ける心の温度を描いている。
感情を大きく語る代わりに、
足音、影、街灯の光、ポケットの中の手の重さ――
そんな断片的な情景を通して、言葉になる前の感覚を音に閉じ込めた。
何も起こらない夜の、確かに残り続ける感情の余韻を、そっとすくい取るような一曲。



