夜の子どもたちは
星を捕まえようとしてる
途切れそうな息を白く吐いて
宙を舞う 高く ほら
僕は夢を見てた
君の手を取り空を歩く
何もない国でうたを歌う
君だけに 今 ララ…
終わらない思いが言葉を摘むだけ
何かを言おうと思っていたのに
夕暮れと君の光がきれいで
あぁ 僕は夜へと戻ってしまう
未来の話をしたね
君は黙ってうなずいていた
残された時を思うように
涙を流して
涙を流して二人は触れ合う
痛みを知らない子供に戻って
君の傷を僕は嘗めたい
もう二度とそこには戻れないから
もう二人は裸足には
戻れないさ もう二度と
だから肌を重ねるだけ
重ねるだけさ もう 永遠に
終わらない思いが言葉を摘むだけ
何かを言おうと思っていたのに
星空と君の光がきれいで
あぁ 僕は君のそばにいるよ
涙を堪えて二人は触れ合う
痛みを知らない子供に戻って
君の傷を僕は嘗めたい
もう二度とそこには戻れないから
もう二度と忘れないように
もう二度と戻れないから
- 作詞
桜木建太
- 作曲
桜木建太
- プロデューサー
五味 誠
scatterbrain の“kids return”を
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ストリーミング / ダウンロード
- 1
rabbit dead
scatterbrain
- 2
chilled child
scatterbrain
- 3
silent flower in violet color
scatterbrain
- 4
floral wings
scatterbrain
- 5
fragile
scatterbrain
- 6
frozen nightmare (feat. Aya Gomazuru)
scatterbrain
- 7
NO ID.
scatterbrain
- ⚫︎
kids return
scatterbrain
- 9
billion butterflies
scatterbrain
- 10
awake
scatterbrain
2023年1月「awake」から始まった全5曲の連続配信リリースを経て、発表されたscatterbrainの3rdフルアルバム。サウンドプロデュースには前作『heavenly』から引き続き五味誠(sphere/ZEPPET STORE)が担当。
ゲストとしてギターTJ (水の中で雨中)/あつし(ユノハナ)、ピアノ永田友紀、バイオリン永田安紗美、『06 frozen nightmare』ではフィーチャリングとして声優の胡麻鶴彩が参加。
オルタナティブ/グランジ/シューゲイズをベースに、シンセサイザーや電子音を積極的に導入されたカラフルなサウンドとなっている。
不思議の国のアリスのラビットホール(アリスが不思議の国に行く入り口となる穴)から着想を得たという『01 rabbit dead』が歌うように、子守唄が夜を覆って物語は始まっていく。The Cureやa-ha 等の80年代ニュー・ ウェイヴ・サウンズを彷彿とさせる『04 floral wings』、冷たい迷宮を思わせるインダストリアル・サウンドの『06 frozen nightmare』、ブラジリアンビートの『09 billion butterflies』では壮大なフィナーレを迎え、『10 awake』ではエピローグのように新しい次の世界で目を覚まし、色彩豊かな夢の世界を巡る『into the colors』は幕を閉じる。
各曲には「夢」や「夜」というワードが至る所にヒントのように散りばめられており、聞き手に問いかける。それは近年のパンデミックや戦争などで感じること、結婚や出産/転職/出会いや別れなど、それぞれの人生の転機において、今作の物語が鏡のようにその人の心を映し出すのかも知れない。
アーティスト情報
scatterbrain
熊本県在住の桜木建太(Vo&Gu)と、東京都在住の西村佑紀(Ba)、三浦裕(Dr)によるオルタナティブロックバンド。内省的かつファンタジックな歌詞と鮮明なメロディを、90'sオルタナティブロック、グランジ、シューゲイザーをベースにした重厚なサウンドに乗せ各曲がそれぞれの一つの"物語"を紡ぐ。痛みと祈りに満ちたその楽曲は一見非現実的な光景を思わせつつも人間の感情の核心に迫り、かつ聴く者の心を温かく包み込む。
scatterbrainの他のリリース
DELTAHEDRON