Phantom Swayedのジャケット写真

歌詞

Phantom Swayed

KILDREN

交差点で佇む日々

誰も振り返らない

庭の木々を見つめる眼に

僕が映っている?

君の髪が風に揺れるのは

僕のせいさ 気づかないでくれよ

灯火が風に揺れるのは

僕のせいさ 気づかないでくれよ

いつまでも

いつの間にか乾いた傷

時間は戻らない

部屋の中に伸びてゆく影

朝にはもう消えている

長い髪が風に揺れるのは

僕のせいさ 気づかないでくれよ

夜の幕が風に揺れるのは

僕のせいさ 気づかないでくれよ

終わりまで

  • 作詞者

    KILDREN

  • 作曲者

    KILDREN

  • レコーディングエンジニア

    牛込崚(Heat Source Recordings)

  • ミキシングエンジニア

    牛込崚(Heat Source Recordings)

  • マスタリングエンジニア

    牛込崚(Heat Source Recordings)

  • ギター

    KILDREN

  • ベースギター

    KILDREN

  • ドラム

    KILDREN

  • ボーカル

    KILDREN

Phantom Swayedのジャケット写真

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    Phantom Swayed

    KILDREN

風にゆれるカーテンのように、
目には見えなくても、たしかにそこにある気配。

東京発シューゲイズバンドKILDRENの新曲“Phantom Swayed” は、触れることのできない存在が、空気や光となって心をなぞる——
そんな優しくも切ない想念を、音で描いた祈りのような一曲。
深く滲むコーラスが折り重なり、記憶と幻のあわいを漂うような、幽かなサウンドスケープ。
UKシューゲイザーの源流、SlowdiveやCocteau Twinsに連なる、瑞々しくも幻影的な響きが空間を満たしていく。

とりわけ、曲の中盤——寄せては返す波のように、ギターのレイヤーが静かに重なりはじめる。
ひとつひとつの音が呼応しながら、少しずつ、少しずつ熱を帯びていき、気づけば音のうねりが聴く者の内側を揺らし始める。
そしてその静かな昂りは、ある瞬間にふっと解き放たれ、まるで長い夢のなかで見た光景が一瞬だけ鮮やかに焼きつくように、感情のダイナミズムが音とともに昇華する。
その一瞬に宿る美しさこそ、シューゲイザーという音楽がたどり着く、儚くも鮮烈な快感なのかもしれない。

アーティスト情報

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