Lyric

蒼思相懐

懐かしさに連れられて歩いた

真実は容赦もなかった

鼻くすぐる草木や風の声

それだけが冷たかった

いつか 見ていた 夢のような日々

蹴り捨てた石のように

空に音を立てて消えていった

水面の大空に僕は そっと 笑った

泣きたくはない でも 寂しかった

涙が真実

見慣れていた帰り道を辿って

真実を突きつけられた

ぬかるんだこの並木道をずっと

子供たちが走り出す

やがて 見ていた 夢のような日々

雨上がりにひび割れても

水溜まりを蹴って 大空を超えて

小さく映る僕は そっと 笑った

寂しくはない でも 泣きたかった

心は真実

朝焼けを待っていた フェンスの上で

あの日の僕がまた そっと 笑った

感じていた全てがただ 楽しかった

もう一度

あの日の僕とまた 歩き出す

あの日の僕と今 そっと 笑った

もう寂しくはない ただ 嬉しかった

それだけが真実