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時代の分断を超えて響く、約束と再生の讃歌。
ISAMI KAWAMURAが紡いだ、親子を繋ぐふたつの足跡(『Re:member』から『Reunion』へ)
2022年、世界は未曾有のパンデミックに覆われ、誰もが「会いたい人に会えない」孤独の淵に立たされていた。しかし、その暗闇の底で、もうひとつの、より深い分断に苦しむ親たちがいた。離婚後の単独親権制度によって、我が子との理不尽な別れを余儀なくされた親たちである。
街角で理不尽を叫び続けた彼らと、街角で歌い続けてきたシンガーソングライター・ISAMIKAWAMURAの出逢い。それがすべての始まりだった。
溢れる涙と引き裂かれるような哀しみを受け止めた彼は、ひとつの約束を交わす。「いつか必ず、あなた達のための歌を書く」と。
そうして産み落とされた楽曲が『Re:member』だった。この歌は、絶望のなかにいた親たちにとって、暗闇を照らす確かな灯火となり、再び立ち上がるための希望そのものとなった。
あれから5年――。
我が子を想い、未来の親子のために血の滲むような運動と陳情を続けてきた彼らの願いが、ついに「共同親権の導入」という形で歴史を動かした。自分たちはもう、我が子に会えないかもしれない。それでも、次の世代に同じ苦しみを味わわせてはならない。その無私の祈りが、ついに結実したのだ。
この歴史の転換点に、ISAMIKAWAMURAは次なる魂の歌『Reunion』を解き放つ。
本作は、あの日の約束から始まった『Re:member』へのアンサーソングである。この5年の間に、彼自身も結婚と子育てを経験し、「父であることの歓びと重み」をその身で知った。だからこそ、今作に込められた「会いたい」想いを代弁する歌声は、より深く、より痛烈に聴き手の胸を穿つ。
失われた時間への哀惜、そして未来の親子が抱き合えることへの祝福。時を超えて響き合う『Re:member』と『Reunion』の連作は、一人のアーティストと、諦めなかった人たちが時代に刻みつけた、あまりにも美しい愛の証明である。
魂の輪郭を描く、静寂と激情のリアリスト。 新潟県三条市出身。作詞、作曲、ギター、ボーカルのすべてを自ら掌握するシンガーソングライター、ISAMIKAWAMURA。 彼の音楽は、単なるエンターテインメントではない。社会、親子、そして人間の泥臭い生き様にどこまでも寄り添い、独自の視点で切り取られた言葉をメロディに乗せていく。その歌声と詞は、聴く者の胸の傷痕にぴたりと嵌まり込み、眠っていた「自分自身の物語」を鮮烈に呼び覚ます。 変幻自在のリズムを刻む圧巻のギターワークと、静寂と激情のコントラストを巧みに操る緻密なサウンド。バンドでの爆発力と、ソロ弾き語りで見せる剥き出しの哀愁。この「静と動」の狭間で力強く歌い上げる彼の姿は、聴く者の心に決して消えない何かを刻みつける。 愚直なまでに練り込まれた楽曲を携え、美しく、泥臭く。 ISAMIKAWAMURAは、今を生きる私たちの生身の感情を鳴らし続ける。
UPON A STAR records